イェニカプ~アクサライ開通! 観光にも便利

イェニカプ駅

イェニカプは、初めて3線が乗り入れる複合駅に!

アタトゥルク空港駅

空港ターミナルにつながる地下道には時折バイオリン弾きも出没

イスタンブールの地下鉄、メトロM1線のアクサライ(Aksaray)駅-イェニカプ(Yenikapi)駅間が2014年11月9日にオープンしました! これはたった一駅だけど、とても大きな意味を持つ区間。というのも、イェニカプ駅は現在イスタンブール公共交通のハブ的な役割を担いつつある重要ポイントで、色々な交通機関がここに乗り入れています。このため、アタトゥルク国際空港につながるM1線がこのイェニカプ駅とつながったことによって、公共交通機関だけで空港から新市街の中心地・タキシムや、果てはアジア側まで行くことが可能になったのです! 地下鉄を中心とした交通機関の悲劇的な不足が理由で、年々道路の渋滞がひどいことになっているイスタンブールだけに、この1駅区間の開通は大きな意味を持ちます。

イスタンブールの公共交通網図はこちらから>>>イスタンブール公共交通機関地図

 

空港から直接乗車できるM1線とは

M1線

空港ターミナルに直結しているM1線は観光客御用達(左の車両がキラズル行き、右の車両が空港行き)

アタトゥルク空港

アタトゥルク空港駅(Ataturk Havalimani Istasyonu)の入り口

アタトゥルク国際空港には地下鉄M1A線が乗り入れています。空港ターミナルからエスカレーターで一番下まで降りると、M1A線乗り場につながる地下道に出ますから、ものの10分ほどで地下鉄への乗車が可能。2014年12月の時点ではアタトゥルク空港が始発なので、どの電車であれ飛び乗ればイェニカプ方面に行く、という簡単なしくみです。
ちなみにM1線は逆から見ると、イェニカプを出発して途中オトガル(Otogar)駅からM1A線とM1B線に分かれます。アタトゥルク空港はM1A線の終点駅ですので、イェニカプから空港に行きたい場合にはキラズル(Kirazli)行きではなくハヴァリマヌ(Havalimani=空港)行きに乗ってください。

アタトゥルク国際空港についてはこちらも>>>アタトゥルク国際空港

空港~イェニカプ間はおよそ40分弱です。
乗車運賃は一律4トルコリラですが、イスタンブールカルトというプリペイドカードを購入すると2.15トルコリラになるので、おススメ。カード自体は6トルコリラで、国際線出発ロビーでも販売しています。

イスタンブールカルトについてはこちら>>>お得に便利に移動できるイスタンブールカルト

新たなハブポイント、イェニカプ駅とは

イェニカプ駅

複合駅だけれど新しいので、装飾など見どころもちらほら

M2線ハリチ

M2線は、金角湾に作られた橋を渡って新市街に

イェニカプは、以前はただの船着き場にしか過ぎませんでした。しかし2013年10月29日にはマルマライ線が新開通し、2014年2月には地下鉄M2線が延線したため、今では重要なハブ駅となっています。

そして、このたびアタトゥルク国際空港から走るM1線もこのイェニカプまで延線したので、イェニカプはイスタンブールの各方面に行く地下鉄の一大乗換ポイントになったのです。

 

ガラタ橋渋滞

空港からの道のりは渋滞がつきものだったけれど、これで解放!?

まず、イェニカプからM2線「ハジュオスマン(Haciosman)」行きに乗ると、イスタンブール新市街方面に行くことが可能です。この方面は、中心地タキシムや巨大デパート、商業地帯、住宅地などが広がっているため人の移動が一番多く、渋滞が最も激しい一帯。こうして旧市街と新市が地下鉄つながることにより、旅行者にとっても在住者にとっても非常に移動が便利になりました。

また、イェニカプからマルマライ線「アイルルックチェシュメシ(Ayrilik Cesmesi)行き」に乗ると、数分でアジア側に。これは、やはり長年ヨーロッパ側・アジア側間の交通渋滞に悩まされていたイスタンブール在住者にとって、奇跡的に便利な交通手段です。

マルマライ線についてはこちら>>>イスタンブールの海底トンネル地下鉄、マルマライ開通

 

イェニカプ駅表示

床にまで矢印が示されているので、分かりやすいです

これらの線に乗り換えるには改札の出入りが生じますが(つまり乗車料金は別)、駅構内至る所に分かりやすく掲示されているので、初めてイスタンブールに来た観光客でも迷うことなし。天井からの掲示や床に貼ってある矢印を参考に進みましょう。

一方イェニカプは海岸沿いに位置する船着き場でもあるため、駅構内から地上に出ると、郊外都市(ブルサ、ヤロワ、バンドゥルマ)に行くエクスプレスフェリーや、アジア側(カドゥキョイ、ボスタンジュ)、アブジュラル、バクルキョイといった市内各ポイントに行くシーバスに乗船することも可能です。

イスタンブール移動に利用できる船についてはこちらも>>>イスタンブールで交通機関としての船を活用する


 

それぞれの線を利用して行けるエリア

ウスキュダル

アジア側の見どころも、より身近に!

こうして渋滞が悩ましかった2方面に行くのに、時間を気にせず利用できる地下鉄が通ったことによって、どんなエリアが身近になったのでしょうか。

タキシム・イスティクラル通り

旧市街の歴史的観光地を一通り見終えてからの新市街観光も周りやすくなりました

■イェニカプでM2線「ハジュオスマン(Haciosman)」行きに乗り換えた場合

・タキシム駅=なんといっても新市街最大の中心地で、ナイトスポット目白押し!
タキシムについてはこちらも>>>タキシム・ベイオール地区
・オスマンベイ駅=旅行代理店やテキスタイル店舗が集まる街。ブランドショップが並ぶニシャンタシュも近いのがうれしいところ
ニシャンタシュについてはこちらも>>>ニシャンタシュ地区
・シシリ・メジディエキョイ駅=巨大デパート・ジェヴァーヒルに直結
・ガイレッテペ駅=世界有名ブランドが集結する新デパート、ゾルルセンターに直結
・レベント駅=一大商業都市で、一流デパートやホテルもあり、日本総領事館にも近い

バーダット通り、ルイ・ヴィトン

アジア側随一のショッピングストリート、バーダット通りも行きやすくなる予定

■マルマライ線に乗り換えた場合
アジア側の古の街、ウスキュダル駅までたった7分程度で到着可能。さらに終点アイルルックチェシュメシ駅でアジア側の地下鉄M4線に乗り換えると、アジア側東部の街に移動が可能です。マルマライ線は、将来的にアジア側郊外の街、ゲブゼという駅までのびることが決まっており、この線上にはアジア側最大のショッピングストリート、バーダット通り沿いの駅も含まれているので、期待が高まります。そしてアンカラーイスタンブール間の高速特急電車もこの線上にあるペンディッキ駅が終点になるので、果てはアンカラまで電車での移動が可能になる予定です。

イスタンブールの交通についてはこちらも>>>イスタンブールの市内交通・空港からのアクセス

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。