菅原道真は、どのようにして学問の神様になったのか?
渋谷区立松濤美術館(神泉): 天神万華鏡~常盤山文庫所蔵 天神コレクションより~
鎌倉に在住していた実業家、菅原通済。大船と江ノ島のあいだに日本初の有料自動車道路を創設したり、著名な人物が多く暮らす鎌倉山の分譲を行うなどの事業を行う一方、美術品や古書の収集家としても知られていました。国宝2点を含む彼のコレクションは「常盤山文庫」と名付けられ、国内外の美術館でその一部を垣間見ることができます。
その「常盤山文庫」の柱の一つが、天神(菅原道真)にまつわるコレクション。菅原という姓にちなんで集められたとも言われている、天神に関する縁起絵巻や、渡唐天神像(菅原道真は、中国に渡って禅僧になったという伝説がある)を見ていくことで、菅原道真という人間が、どのように神格化され、人々に浸透していったのかをさぐる展覧会です。
■展覧会DATA
展覧会名称:天神万華鏡~常盤山文庫所蔵 天神コレクションより~
会場:渋谷区立松濤美術館(神泉)
会期:2014年12月9日(火) ~ 2015年1月25日(日)
※2005年1月4日(日)より一部展示替えあり
開館時間: 10:00~18:00
※金曜日はは19:00まで開館
※入場は閉館30分前まで
休館日:12月15日(月)、12月22日(月)、12月24日(水)、12月29日(月)~2015年1月3日(土)、1月5日(月)、1月13日(火)、1月19日(月)
Web: http://www.shoto-museum.jp/
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