日本最南端の名水、垣花桶川(かきのはなひーじゃー)
亜熱帯気候にあり、昔から干ばつにみまわれてきた沖縄では、水はとても大切なもの。人々にとって、湧き水や井戸はしばしば信仰の対象として崇められる風習がありますが、この垣花桶川の水は天然の湧き水で、日本名水100選にも選ばれているもの。国道331号線をちょっと奥に入った玉城村に位置しています。訪れる際には空のペットボトルを持って行くことをおすすめします。沖縄最高峰の御嶽、斎場御嶽(せーふぁうたき)
知念半島にある斎場御嶽(せーふぁうたき)は、アマミキヨがつくったとされる国始めの7御嶽の中でも最高峰に位置する御嶽で、琉球王朝時代、最高神女である聞得大君の就任式が執り行われた場所。域内には、大庫理、寄満、三庫理といった拝所と、アマミキヨが天から降りてきて国づくりを始めた聖なる島・久高島が見える久高遙拝所(くだかようはいじょ)があります。
御嶽は全体的に緑豊な自然に囲まれ、静寂の中にもあたたかさを感じるようなそんな空気が立ちこめる場所。高台にあるため、吹き抜ける風は気持ちがよく、木立のむこうには真っ青に輝く海が広がります。
琉球王政時代、ここは男子禁制の地であり、国王であっても聖域内に入る際には女性用の装束を着したといわれています。現在は、世界遺産に登録されたこともあり南部の人気観光ポイントとなっていますが、訪れる際はここが聖域であることをお忘れなく。