田舎へ移住したはいいものの、慣れ親しんだ街の「ライフスタイル」を押し通すか? 田舎の「オキテ(習わし)」を受入れるべきか?

”To be, or not to be."と揺れ動いた、体験談と攻略法をご紹介。難攻不落に見える田舎のコミュニティを、田舎暮らしガイドはいかにして突破したのか!?

新参者に祭りの神輿(みこし)は担がせない?

田舎の祭りが危うくなってきている

田舎の祭りが危うくなってきている

日本全国北海道から沖縄まで「祭りが行われていない地域はない」と言い切れるほど、日本人はお祭り大好き人間。しかし、その祭りの主役ともいえる神輿の担ぎ手が不足して、祭りの存在自体が危うくなっている地域も現れてきています。

「新参者は神輿を担がせてもらえない」これが一昔前までの地方の祭りのオキテだった。慣れない人に担がせて怪我でもされたらといった心配も有るでしょうし。 ガイドも新人移住者として観客に徹するべしと決めていた頃、地元の世話役さんから祭りへの参加を薦められたことがあります。

神輿の担ぎ手がいない。元気な若手が都市部に流れていっていることが主な理由でしょうが、祭りそのものがマンネリで単なる肉体労働としか思っていないフシも感じられますね。

先祖代々の文化を自分たちの代で断ち切りたくない彼らと、参加することで地域の住民と楽しく交流したい新参者。祭りを持続するためには、外からの血を注がねばならぬ! ココでガイドにブレイクスルーが起きたのです。

郷に入ってはひたすら挨拶をする!

田舎暮らしの新規移住者が最初に習得すべきことは、ひたすら挨拶すること。地域に溶け込むために、あぜ道でも産直市場でも公民館でも余り知らない人でもひたすらガンバル。地域のイベントや共同作業にはできるだけ参加する。回覧板の配布や子供会の世話など積極的に当番を引受ける。

まず挨拶でファーストコンタクトを

まず挨拶でファーストコンタクトを

最近では昔から受け継がれている慣習や行事などに、無理に参加することもないと考える地元の人も増えてきています。最初に「できるだけ参加したい」と自分の意思をヤンワリと伝えておけば、地元の人たちからのお誘いもスムーズにいくのではないでしょうか。

やや我慢しつつも風俗や習慣はその地域によって違うんだから、移住地ではその土地の風俗や習慣に従うべきと丸ごと受け入れる「郷に入っては郷に従う」型の田舎暮らし。

郷に入ってもひたすらマイウェイを行く!

義理だけで参加しても、意味がナシ時間のムダ。田舎の快適な自然とのんびりとした時間を楽しみにきたのに、新天地に来てまで近所付き合いする必要はない、と「我が道をいく」型の強気の田舎暮らしも選択肢としてあります。都会であろうと田舎であろうと、気の合う人合わない人がいるのは当然ですからね。

せっかく自分(夫婦・親子)で勝ち取った田舎暮らしですから、誰にも文句を言われる筋合いはない。でもね、これから移住地で暮らす数十年を考えると、少々寂しい生活ではありませんか? もし、人付き合いをあまりしたくないのでしたら、別荘分譲地などを検討するのも一つの方法でしょう。

郷に入ってからじっくりと関わっていく!

縁側こそ交流スペースだ

縁側こそ交流スペースだ

ベッタリとした付き合いがも苦手な人には、ポジティブな「他所(よそ)者」というスタンスもオススメです。

新参者として適当な距離を置きながら、冠婚葬祭といった地域の慣習は押さえる。宴席に誘われたらできるだけ出席する。集会では地元の慣習にとらわれない意見をやんわりと述べてみる。あせらずじっくりと地域にとけ込む「郷に従い+我が道」型の関わり方です。

うるさい周囲の目もない、隣近所の干渉も少ない、プライベートな時間を邪魔されることもない。都会と田舎を比べた場合、気ままに暮らす上では街の方がラクチンです。

やっぱり田舎では、ご近所との付き合いが最も重要なタスクです。たしかに干渉好き、世話好きの多いのが田舎。大した相談事もないのに集会が多かったり、近所を通りかかったからと時間も気にせず話し込まれたという話もよく聞きます。

しかしこれこそ、地域コミュニティからの「ウェルカム!」メッセージ。そう、ここまできたら一人前の地元人!
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