結婚指輪は「傷」が美しい唯一の存在

creer (クレール)

指輪についた傷は2人の時間と重なる(写真:creer [クレール]/GINZA DIAMOND SHIRAISHI)

夫婦となる2人がともに身につけるのが結婚指輪。「どのようなデザインがおすすめですか?」とたずねられたときには、私は「傷がついた様子も想像して選ばれるといいですよ」とお答えしています。

結婚指輪は常に身につけているものですから、毎日少しずつ傷がついていきますし、それが当たり前の姿でもあります。指輪にたくさん刻まれていく傷は2人が積み重ねてきた時間そのもの。傷つくことが美しい、唯一のジュエリーだと思うのです。

あるお客様は、まだ幼かったお子さまが、ご自宅の階段で足をすべらせた際、とっさに頭の下に左手を差し出したそうです。お子さまを大怪我から守った左手の指輪には大きな傷が残ったそうですが、お子さまが大人になられた今はその傷が大切な思い出となったとか。その方の人生とともに時間を刻んできた、世界に2つとない指輪の素敵なエピソードです。皆さんもぜひ、真新しいキャンバスを探すような気持ちで探してみてください。

なぜ、ブライダルリングを左手の薬指につける?

結婚指輪も婚約指輪も、リングをつける指は左の薬指と決まっていますが、どうしてなのかご存じですか? 

実は、左手の薬指は古くから“心臓に近い指”とされてきました。誓によって思いを込めたリングをここにつけることによって、お互いの絆を強め、またハートをつなげるという意味合いも込められているのだそうです。婚約指輪の起源がそうであったように、「契約の証」として使われた鉄製の輪をそのまま「結婚の約束」として用いられたことから結婚指輪が広まったとか。

ところで、婚約指輪と結婚指輪を重ねづけする際、どちらを上にすべきか迷う方も多いそうですが、「結婚指輪の上から婚約指輪をつける」のをおすすめしています。ダイヤモンドの存在感がより際立ち、「絆に約束で鍵をかける」という意味にもつながります。

婚約指輪と結婚指輪の歴史、存在意義、ダイヤモンドに込められた意味など知ることによって、身につける喜びや楽しみもまた一層大きなものになるのではないでしょうか。

次回は、ダイヤモンドの生い立ちについてお話したいと思います!


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