このたびは銀座のど真ん中にある不妊専門クリニック「銀座レディースクリニック」に取材をさせて頂きました。銀座レディースクリニックのあるビルは、「銀座三越も私どもの待合室です!順番が近づいたらメールでお知らせしますよ。」と冗談のように言われる石川院長先生の言葉通りの場所にあります。

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院長の石川先生です。

今回、取材させて頂いた理由は色々とあります。まず、この人気のある銀座のクリニックに純粋に興味がありますし、大きくないビルの面積でどのように多くの患者さんを診ているのかも気になりました。また、ちょうどクリニックの改装をされるということで、改装された目的やその内容を拝見したいという点もあります。

それではインタビューの内容をご紹介してまいりましょう。

石川先生が医師になったきっかけを教えてください

私は医家の多い環境で育ち、大きな影響を与えた祖母もノブレス・オブリージュ(私心のない無私と自己犠牲の精神)の考え方が強く、女性でも資格を持って一生仕事をして社会の役に立つことが大事と教えられました。

なぜ不妊専門医を選択されましたか?

医師になってからは、自分ごとでもある産婦人科の生殖医療を選びました。そして、生殖医療を選んだことにより、良い師匠に出会いそのまま同じ道を目指すことになりました。日本の大学病院でも留学先の大学でも、いつも良い先輩や指導者に恵まれたと思います。
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クリニック改装前の様子(受付)


留学したアメリカではPGD(受精卵の着床前診断)やNIPT(母体血による出生前診断)の研究をしておりました。帰国後は大学病院の生殖医療のチーフとして10年ほど勤務していました。

大学病院はそのころ周産期や更年期、腫瘍の部門に力を入れており、生殖医療は自分と後輩のふたりで担当していましたので、比較的自由にさせて頂いていました。そのおかげで新しい技術を取り入れることができ、ハードでしたが楽しかったです。

銀座にクリニックを開業するきっかけになったのはどういう経緯ですか?

大学に長くいると良い面とそうではないことがあります。私はいい先輩や指導者に恵まれましたので、その恩恵を後輩に伝えたいと思っていましたし、今でもそうです。

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クリニック改装前の様子(待合室)

しかし、自分の置かれた状況を考えると、大学で上の地位に上がっていく選択肢はないなと感じました。その反面、一人で不妊センターを切り盛りしてきた経験から、治療に対して自信を持つようになってきました。

せっかく取り組むなら不妊治療やそのブラッシュアップにもっと時間と体力を費やしたいと思っていたころ、非常勤をしておりました楠原レディースクリニック院長の楠原浩二先生から、クリニックの承継を提案され、大きな決断をして今に至るという訳です。

今年の夏に改築をされたとのことですが、その理由を教えてください

2011年9月から3年間は以前のままの状態で診療を継続していました。特に困ることはなかったことと、自分がきちんと運営できるのかということもあり、今までの流れを踏襲していました。

しかし、これから治療成績の向上や災害対策、医療安全を目指す上で、また患者さんの快適さやスタッフの働きやすさを考え、改築をしようと決心しました。また、同時に情報発信の媒体であるWebサイトの内容も一新しようということで同時進行させてまいりました。