ケニア/サファリの基礎情報

動物たちの楽園!マサイマラ国立保護区案内(4ページ目)

ケニア国内に点在する数々の国立公園や保護区の中で、観光客に最も人気があるのがマサイマラ国立保護区です。ケニアに生息するほとんどの動物が見られ、その遭遇率も高確率!ここでは、マサイマラ国立保護区の詳細やツアー情報、行き方についてご紹介します。

執筆者:武田 ちょっこ


マサイマラの朝の顔、昼の顔、夕暮れの顔

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私達が寝ている間、活発に動き回っている動物達。早朝は動物の元気な姿が見られます

保護区は朝6時にオープンします。モーニングコーヒーを飲んで体を温めてから約2時間のゲームドライブに出発し、戻ってからゆっくり朝食をとるというスケジュールが一般的です。陽の出は6時~6時半。早朝の気温は最低12度ぐらいまで下がり、また、サファリカーは車のルーフをオープンにしているのでかなり冷えます。早朝のゲームドライブには暖かい上着は必須です。薄暗い時間帯は夜行性の動物達が活発に活動しているため、ゲームドライブのベストタイム。ライオンは明け方に狩りをする確率が高いので、獲物に食らいついている姿を目撃するかもしれません。

sunset

夕陽をシルエットにした写真が撮れる、写真撮影のベストタイム

陽射しが強い昼間は動物達も暑さでバテていて、あまり活動的ではないのですが、ランチボックスを持って1日中ゲームドライブを楽しむことも可能です。チーターやライオンなどは陽射しを避けるために木の根元で休んでいることが多いので、昼間にゲームドライブをするのなら、木陰を探すことが動物を見つけるコツ。昼行性のイボイノシシは元気に活動しています。

日が傾き始めると、再び動物達は活発になります。一方で鳥や昼行性の動物は巣に帰っていく時間なので、ハゲワシやハゲコウなどの鳥を樹上に見つけることができるでしょう。

マサイマラで楽しむバルーンサファリとマサイ村訪問

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バルーンサファリは陽の出とともに出発します

マサイマラでは気球に乗って草原を眺めるバルーンサファリが楽しめます。気球を飛ばす条件は、風が少なく気温が低いこと。そのため、早朝の出発となります。空からマサイマラを眺めれば、川あり、森あり、草食獣の群れありと、広大な草原の全体図が把握できるでしょう。いつもはサファリカーから見ている動物も、空の上から見おろすと、ゾウやキリンすら小さく見えてしまいます。気球は風任せに飛ばされ、約1時間で着陸。地上では気球を追ってきていたスタッフがテーブルをセッティングし、その場で朝食を作ってくれます。草原のおいしい空気と食べる朝食は格別!

昼間の自由時間には、マサイ族の村を訪ねるオプショナルツアーはいかがでしょうか?マサイ独特の歌や踊りで歓迎を受け、牛の糞と泥を塗り固めて作られた家を案内してくれます。

バルーンサファリは現地のロッジでも申し込み可能ですが、参加できる人数に限りがあるので、日本の代理店を通して申し込んでおくと安心です。

ナイロビからマサイマラ国立保護区へのアクセス

ケニアのサファリ旅行では、公共の交通機関はないので、通常サファリカーをチャーターして出発します。保護区の東側、ナロック郡エリアへは、まずナイロビからナロックまでが約3時間。その先は宿泊の施設により所要時間が変わりますが、おおよそ1~2時間。保護区の西側、マラトライアングルへは、ナロックから2時間ぐらいです。

小型機でアクセスする場合は、いずれもナイロビのウィルソン空港から約1時間。エアケニア社が毎日3便、サファリリンク社が2便を運行しています。

エアケニア社 Air Kenya
サファリリンク社 Safari Link
※荷物のスーツケースはソフトタイプで15kgまで。



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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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