大久保駅南口から名前のない商店街を歩く
知り合いから「中野坂上にワンコインバーガーっていうのがあるんだけど、知ってる?」と聞かれた。「えっ、500円なの?」
「いやいや、100円玉1枚のワンコインだよ」
へえ、それは食べてみたい。ってことで、今回は中野坂上へ向かうことに。スタートは大久保駅南口。あれ、丸ノ内線の中野坂上じゃないの?っていう声が聞こえてきそうだが、地図を見ればわかるけれど、けっこう近いんだよね。
ここ大久保駅の南口って、実は新宿エリアもすぐ。散歩の出発点にするのはとても便利な場所。そして、この南口から小滝橋通りに抜ける通りには値段が安くて、個性的な飲食店がけっこうある。この商店街って、名前がないんじゃないかなぁ。
まずは、日の出中華。こちらはとにかくメニューが豊富。壁一面に貼られたメニューを見るだけでも大変だ。そして安い。昼間からビールを飲んでいるおじさんもいたりして、楽しいお店。そして、次に見えてくるのが、なんともすごいビジュアルのお店。
テレビや雑誌などでもよく紹介される牛すじカレーのお店だ。看板はボロボロなんだけど、これがおいしいお店なのだ。こんなカレー。
上の画像は3年ほど前、350円だったころのもの。今は少し値上げしたが、それでも400円という驚き価格。しかも、旨いのだ。いっとき、このカレーにはまって、とにかく通った。さらにその少し先に見えてきたのが、こちら。
カウンターだけのお店。一見立ち食いだけど、ちゃんと椅子がある。おすすめは天ぷらそば 300円。岩のように硬いかき揚げが入っていて、それがツユに浸ってくるとだんだん箸が入れられるほど柔らかくなっていくのがいい。ここもいっときよく通ったなぁ。
そんな数々の旨い店の誘惑を振りきって、中野坂上へ。