副業を始めるには原動力が必要?

副業で稼ぐ方法をカリスマが伝授

副業で稼ぐ方法をカリスマが伝授

収入が少ない、思うように給料がアップしない……。このご時世、多くの会社員が感じているはずです。では、どうすればいいのでしょう?

その答えを実践で見せてくれたのが、株式会社ネットピコ代表取締役の中野貴利人さんです。副業は一見ハードルが低そうですが、現実的にはなかなか行動に移せないもの。まずは副業を始めたきっかけ、中野さんのモチベーションの源泉を探ってみましょう。

始めた理由はシンプル「お金がないから」

――どうして副業を始めようと思ったのですか?

中野貴利人さん 社会人2年目の手取りが18万円でした(※編集部注 住民税は前年の所得に対して課税されるため、給料から天引きされるのは2年目から。ゆえに手取り額は社会人1年目よりも2年目の方が少なくなる)。家賃が7万円、奨学金の返済が1万4000円、水道光熱費が8000円、携帯電話やネット代が8000円。さらに実家に仕送りするために毎月3万円以上。すると、残りは5万円しかありません。ここから食費や衣料費、交際費を捻出するのは厳しいですよね。

そもそも、奨学金返済と仕送りがある私はマイナスからのスタートです。とにかく、お金がなかったからというのが正直なところです。

――副業=ネットと考えたのはどうしてですか?

中野 
中学時代の友人が、すでに始めていたことが大きいです。私たちは就職氷河期世代で、彼は100社以上エントリーしたのに就職できなかったんです。そこで必要に迫られてネットで稼いでいたのですが、私が社会人1年目の終わりころには彼は月200万円くらい稼いでいました。そのプロセスを見ていたので、私もネットで稼ぎたいと思い彼の背中を追うように始めました。

当時は転職や起業がポジティブにとらえられ、ヒルズ族が話題になった時代ですから、そんな時代の空気に後押しされたところもあるかもしれません。

――本業もネット関係の仕事だったんですよね?

中野 本業の仕事内容が希望していたことと少し違った、というのも理由のひとつです。もともとデザイン科出身でクリエイティブなことが好きだったので、webサイトを作りたいと思っていたのですが、実際はプログラミングが業務の中心でした。やりたいことができない状況の中でどうするか……、技術を学ぶためにも副業でWebサイトを作ろう! と考えたのがアフィリエイトを始めたきっかけです。

最初の11カ月は無収入だった?!

足りないお金をどうする?

足りないお金をどうする?

――情報や基本的な技術を持っていたのだったら、最初から順調に稼げましたか?

中野 そんなに簡単ではありません。社会人1年目の2004年12月から始めたのですが、始めて報酬を得たのは2005年10月、しかも100円。要するに最初の11カ月間は無収入でした。

いま思えば、戦略もありませんでしたし、自分が持っている知識や情報をどう使えばいいかということが、まったく分かっていませんでした。とにかくデザインの勉強がしたい、どうせだったらお金も儲けたい、という単純な思いだけ。ただ、友人が実際に稼いでいるのを見ていましたから、できるだろうという感触はありました。

〈中野さんの副業履歴〉
2004年 4月 就職
12月 副業を始める
2005年10月 始めて副業で収入を得る
2006年 5月 副業収入が月10万円を超える
2007年 5月 副業収入が月20万円を超える
12月 退社
2008年 1月 起業 アフィリエイト収入が40万円を超える
2009年 4月 アフィリエイト収入が月100万円を超える

★次回は中野さんが副業をすすめる理由についてインタビューします。

教えてくれたのは……
副業のカリスマundefined中野貴利人さん

副業のカリスマ 中野貴利人さん

中野貴利人(なかの きりと)さん

1981年生まれ。株式会社ネットピコ代表取締役。2005年から副業でアフィリエイトを開始。2007年に本業を辞めて独立。副業をテーマにしたサイトが、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」やTBS「がっちりマンデー」などで話題に。著書に『ど素人でも稼げるネット副業の本(翔泳社)』など。

取材・文/鈴木弥生
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