ロボット掃除機・お掃除ロボット/お掃除ロボットのお試しレポート

掃除好きの国ドイツのお掃除ロボ・Miele「Scout RX1」(2ページ目)

お掃除好きと言われる国民性のドイツで、掃除機のトップブランドとして信用の高いMieleから、いよいよロボット掃除機が登場しました。長い歴史で培われた掃除機の技術力が、どのように生かされているのでしょうか?

執筆者:戸井田 園子

まじめなドイツ気質を感じさせる動き方に、好感度アップ!

Miele「Scout RX1」

直線上に障害物が無い限り、ぐんぐん前進してホコリを吸引

まずはガイド宅のLDKにて「Auto」モードで運転開始。スタートさせると、充電台からバックで離れ180℃向きを変えて直進をはじめます。壁や家具などに突き当たるまで直進すると、Uターンして少し位置をズラし、再び同じ方向に直進して戻ってきます。見ていると非常に効率よく動いているのが感じられます。敷物の段差や家具の下も、動線上に障害物が無い限り、ぐんぐん前進していきます。

 

Miele「Scout RX1」

リビングテーブルとソファの間など幅が狭い場所は、本体が通過する位置によっては入らないことも…

直線で折り返し動くため、入れない場所がありました。例えば、リビングテーブルとソファの間など、本体幅分のスペースはあるのですが、侵入してきた際に本体が触れると折り返し、再度戻ってきた時に反対側が触れるため、この間には入っていけません。ちなみに、逆側からの侵入も同様のパターンになってしまったので、最終的にココの隙間は通過せずという結果に…。

 

Miele「Scout RX1」

家具の脚が林立している場所は、どうしても苦手

同様に、ダイニングセットのように家具の脚が林立しているスペースは、どこかしらが本体に接触してしまい折り返してしまうので、がっちり中に入ることはできませんでした。あくまで、日によって状況は変わるので一概に言えませんが、どうしても家具など障害物が密集しているスペースは苦手な印象を受けました。

 

また、直線で動くので、部屋のどこからスタートさせるかで効率の善し悪しが変わりそうです。例えば、部屋が長方形の場合、短辺に充電台を置いて運転開始をすれば長辺と平行に移動するため、直線で動く距離が長くなりますが、長辺に置くと短辺と平行して移動するため、折り返しが頻繁になり時間がかかります。より効率よく掃除をしてもらうには、長辺と平行に移動する向きでスタートするのがおすすめです。


使い勝手を左右する、時間・音・充電について

■時間
キッチン部分は犬よけのゲートで仕切っているので、実質14畳程度の広さとなりますが、スタートして約20分程度で充電台に帰還。いくつかのロボット掃除機を使いましたが、これはかなり早い方です。さらに早いTurboモードもあり、日々の掃除をサッと済ませたいと思う人に向きます。

■音
運転音も静かなので、他の作業をしていてもさほど気になりません。ガイドは在宅ワーカーなので原稿書きをしながら運転することもあるのですが、このように在宅中に使おうと考えている人にはおすすめです。

■充電
充電時間は約2時間で連続稼働時間120分。広さにすると約150m2・約93畳と、かなりの範囲をカバーできます。充電状況は本体ディスプレイに表示され、20%以下だと赤・20~50%だとオレンジ・50~100%だと緑に点灯します。実際にガイドが14畳を掃除した後もランプは緑色のままでしたので、かなり長い時間使えそうです。

それでは、掃除の結果を次ベージでご紹介します!
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