「月10万で暮らす田舎暮らし……」の続編です。実際に暮らし始めると生活環境も一変しますが、何より収入・支出のバランスが大きく違ってしまいます。都会暮らしと何が違い、どんなやりくりをしたのか?

今回は田舎暮らしガイドが、リアルなお財布事情を告白します。

田舎で出費が“増える”のはココ!

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  • 交通費・車
まずガソリン代。地域によって差がありますが、山間部は輸送費等がかかってくるため高くなるケースが多いようです。

それに田舎ほど学校やスーパーまで遠くなるのが当然で、現代の田舎暮らしにはマイカーは絶対必需品。送り迎えや買出しのための、日常的なガソリン消費量は相当アップしてしまいます。

燃費が良いし未鋪装道路を走れるし、大きな荷物も積み込め、汚れてもヘッチャラ!ガイドのオススメは、田舎の農道でも小回りの利く軽のトラックやバン。

  • AV及びIT機器
機器のトラブルに対応できる専門店が近くにないため、メーカー等に発送・修理を余儀無くされるケースも発生。また新規購入の場合も、都市部では当り前のディスカウントショップや量販店は近くには無いため、価格を較べてより安い商品を選ぶことができません。

ガイドは長年愛用してきたオーディオ・アンプの修理で、半年以上待たされた経験が……。JBLは、忘れた頃に帰って来た!

  • 光熱費
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山間部など標高の高い田舎の冬には、暖房は必需品。地域によっては秋中旬から薪ストーブを使い始めるため、相当量の燃料代の出費が必要になります。

  • 用具費
田舎暮らしに欠かせない道具。本格的にやらないまでも、最低これぐらいは揃えたい。菜園用のくわ、フォーク、万能挟みなど。家周辺のメンテナンス用のスコップ、つるはし、ネコ車など。日曜大工用のノコギリ、カナヅチなど。

道具の数が増えれば管理も大切。これらの道具を整理・格納する物置き小屋があれば、田舎暮らしの達人ファーマー気分を味わえますぞ。

田舎で出費が“減る”のはココ!

  • 交際・娯楽費
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都会での会社帰りの一杯や仕事の打ち上げ宴会等の、付合い出費が大幅に減少。

田舎でも冠婚葬祭、自治会費などある程度の出費はありますが、これは田舎暮らしための潤滑費といえますね。

ガイドは、動く煙突と揶揄されるほどのヘビースモーカーでした。しかし、たばこ屋・自販機まで車で20分強もかかり面倒くさい。こうした、すぐにモノが買えないことが、田舎ならではの節約方法にもなるんですね。

  • 衣料費
デパートへもブティックへも相当に離れているので、衝動買いせずに無駄な出費が押さえられます。
ガイド一押しの田舎人のワードローブは、木綿のチノパンとTシャツ。寒くなったらフリースを重ね着しましょう。田舎のファッションは、あくまで動きやすく丈夫で清潔に。

しかし、お気に入りのスーツを一着確保しておくこと。田舎暮らしといえども冠婚葬祭では社会的ルールをわきまえることが肝心です。

  • 食費
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外食が一気に少なくなります。わざわざ車で出かけるレストランより、我が家のテラスで庭で、家族と仲間と。自家菜園や直売所や近所からの差入れなどで、新鮮な食材を安価に豊富に調達できます。

引っ越し当時は料理オンチだったガイドも数年後には「アルデンテ!」と叫びつつ、複数のパスタ料理をこなすようになりました。

  • 文化・教養費
図書館等の地方の公共施設は案外充実しています。都市部の本屋で購入しなくても無料で読めるし、郷土の本も充実。ちょっと時間はかかりますが、最新刊が無い場合は要望すれば購入してもらえるはずです。

地元の市や町が開催する○○講座も、民間のセミナーと比べて断然安いか無料の場合も。それに、郷土料理の教室など地域色豊かなテーマも魅力的です。


田舎暮らしでは始めから厳しい目標を設定してしまうと、挫折したとき自分の不甲斐なさに腹が立ったり、自信を喪失したりと、取り返しがつかなくなります。ある程度、実現可能な生活の目標を定め、それにいかに近づいていけるかを考えること。これがガイドが感じた田舎暮らしの“真相”です。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。