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高学歴選手が数多くいるメジャーリーグの奥深さ(2ページ目)

京大初のプロ野球選手として、今年のドラフトでロッテから2位指名を受けた田中英祐投手。“高学歴選手”と大きな話題となったが、メジャーリーグには過去も現在も数多くの高学歴選手が在籍しているのだ。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

通算270勝の大エースはスタンフォード大を主席で卒業

ムシーナはスタンフォード大では経済学を専攻、1990年のドラフトでオリオールズから1位指名を受けた。この時のコメントが今でも語り草となっている。「勉強は野球ができなくなってもできるが、野球は体力のある時しかできない。だから、野球を選んだ。その決断をした以上、学歴は関係ない。野球をやっている限りは大学名なんて意味がない」。

野球を選んだムシーナは、“ナックルカーブ”を武器に、2008年に引退するまで17年連続2ケタ勝利を含め通算270勝をマーク。オールスター出場5回、ゴールドグラブ賞7回、最多勝1回を手にした。引退した年に20勝を挙げたのは、殿堂入りしたサンディー・コーファックス以来2人目という快挙も達成した。“ムース”の愛称でファンに親しまれ、報道陣には気難しい面も見せたが、“文武両道”を地でいったムシーナが将来、殿堂入りするのは間違いないだろう。

そういえば、黒人初の大リーガーとなったジャッキー・ロビンソンもUCLA中退。メジャーリーグの奥深さを感じさせる。
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