シングルマザーが恋をしたときに気をつけたい、5つのNG行動
シングルマザーの恋のタブー5つ
<目次>
「毎日会いたい!」母になる前と同じようなデートを求めない
毎日会いたい、電話で声が聞きたい……。若いシングルマザーさんが増えており、その気持ちもわからなくは無いのですが、かわいい子どもを手に入れた分、何かをあきらめなくてはならないものです。彼に家に来てもらうのは、最初は極力避けて。子どもを簡単に預けたり、デートに巻き込んだりしないように、慎重に恋を進めましょう。仮に、子どもが彼に懐いたとしても、別れる度に子どもを傷つけてしまいます。せめて半年以上、大人同士でじっくりおつきあいしてから、子どもに会わせるようにしましょう。
子どもは、ママが「自分以外の誰か」に気持ちを奪われていると、すぐに察します。特に、長女には配慮を。小学校低学年ぐらいの女の子は、「ママを取られてしまう」と不安になるようですので、極力、巻き込まないよう、特に配慮してあげましょう。例えば、月に一度だけ誰かに預けて彼とデートするなど、子どもを巻き込まない方法もあります。
子どもに彼の話をしない
子どもは何歳になっても「親に愛されたい」と願っています。長女は特に、二人きりで出掛けるなど、特別に時間を作ってあげましょう
私は「母親は恋の話をしてはいけない」とは思いません。過去のことであれば、話しても構わないと思います。ただ、現役で恋愛している場合は控えたほうがいいでしょう。私も、のろけるつもりはなく「今日友達がね」というノリで、彼のことを話しただけのつもりでしたが、後から、とても不快だったことを知りました。
娘を傷つけてしまったことを、今も悔やんでいます。
何より、まだ「恋愛」について善くも悪くもわからない時期の中高生の場合、「ママは恋のことで頭がいっぱいなのだ」と誤解されてしまうことも。シングルマザーの場合、仕事のこと、子どもたちの将来のこと、経済的なことなど、たくさんのことが、頭や心のなかを占めていて、恋愛はそのひとつに過ぎないものです。でも、私の娘も、自分の友達が彼氏のことを話すのを見聞きしていて、このように誤解していたようです。
実際に、そんな状態になっているとしたら尚更のこと、気をつけたほうがいいでしょう。
「私と同じだけ、子どもを愛してくれる人」を望まない
これはよく聞かれる台詞なのですが、冷静に考えてみると、新しい彼にとって、わが子は「恋のライバル(元彼)」との愛の結晶。自分と同じだけ愛して欲しいというのは、ちょっと厚かましいかもしれませんよ。再婚=幸せ、と思い込まない
母子一体化の傾向にある昨今。母子家庭の母娘は特に注意が必要です。娘に甘え過ぎていませんか?
とはいえ、子どもにとっては再婚は「望んでいないこと」。また、彼にとっても大きなハードルとなります。そして、元シングルマザーは、その双方の間に立ってバランスを取るという、とても大きな役割ができることになります。
再婚は、楽しい。幸せ。助かることも多い。
だけど、シングルマザーのほうがラク。
……それが、元シングルマザーの本音かもしれません。
母一人、娘一人の場合、母子の密着度が高く、共依存しているケースも多いようです。娘は母を気遣い、母が望むことを言う場合もあります。「娘も再婚を望んでくれている」とストレートに受け取るのではなく、俯瞰できるようになりましょう。「一人っ子でかわいそう」という考えは固定観念かもしれませんよ。
彼との子どもを望むあまり再婚を焦らない
壊れた家族を別のメンバーで「元通り」にするのは不可能。新しいメンバーなら、新しい家族のカタチを模索しましょう
どんな事情であろうと、離婚によって子どもはすでに大きく傷ついています。わが子の気持ちを最優先に考え、焦らずに、まず、二人の関係をじっくり築きましょう。
もしも、「前夫の子どもを受け入れられない」という恋人なら、私は「彼と家族になること」をあきらめます。子どもとも会わせません。
厳しい言い方になりますが、一度壊れた家庭に、別の新しいメンバーを迎え入れて「温かい家庭を築きたい」というのは、エゴではないかと私は思います。実際、再婚してみての印象は「ひとつに丸く収まる」というより「いびつなまま別の新しい形を作る」というイメージです。
大変な目に遭ったのだから、幸せになってもいいはず……確かにそうなのですが、その「大変な前夫」を選んだのは自分自身。選択の責任は、自分にあります。「全員が幸せな再婚」というのは、なかなか困難だと解釈したほうがいいでしょう。ただし、体力的にも、経済的にも、シングルマザーはやっぱり大変です。良い形を、ゆっくりじっくり慎重に選んでいきましょうね。
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