日本酒、本格焼酎の品揃えは目を見張るものが
お酒は富山の「勝駒」からスタート。
お刺身とともに飲んだのは富山の「勝駒」。お酒の品揃えも非常に素晴らしく、通り一辺倒ではありません。大将にお酒を選ぶ時のポイントをうかがうと「作り手の顔が見えること、そして蔵の魂の入った酒であることです。小規模でがんばっている蔵元を、酒屋さんと一緒に大事に育てて行けたらいいなと思っています」とのこと。お酒のメニューを見れば、その思いは一目瞭然。珍しいものが揃っています。
季節の野菜の天ぷらはとうもろこし。
刺身の次は旬の天ぷらを。訪れた時は夏でしたので、とうもろこしでした。甘味をたっぷり含んだ粒は、塩をつけることでさらにおいしさがアップ。
お次はにごり酒。揚げものと良く合う。
大将おすすめのうすにごり「杣の天狗」(滋賀県)と一緒に食べると、さらに箸が進みます。
鮎の焼き加減も絶妙。
魚も旬のもので、この日は鮎。こちらはシンプルに塩焼きに。鮎は焼き方のうまい下手で味が大きく変わるもの。かりっと焼けた皮、ふっくらとした身が料理人の腕の確かさを物語っていました。
リピーター率高し!腕の確かさを舌で実感して
えびのエスカルゴ風が箸が進む一品。
これを食べなくちゃ「嵐まる」は語れないメニューがタコとエビのエスカルゴ風。ニンニクラバーにはたまらない一品です。魚介類のエキスが染みだしたオリーブオイルにパンをつけながら食べるのですが、一度食べると舌がしっかり記憶する味。塩気と魚介類の旨味があいまって、お酒とパンがどんどん進みます。リピーターも多く、これを目当てに来る客も少なくないのだとか。食べてみれば、その理由がわかります。
京都の中心地から離れているといっても、河原町からタクシーを飛ばせば10分程度。地下鉄の丸田町からも徒歩10分ほどです。「聖護院 嵐まる」でほんの少しだけディープな京都を存分に堪能してください。
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聖護院 嵐まる
住所:京都府京都市左京区聖護院山王町28-58
電話番号:075-761-7738
営業時間:火曜~日曜17:30~1:00(ラストオーダー0:30)
月曜定休