“古式ゆかしき高級GTスポーツカー市場”にぴったりと

ジャガーFタイプRクーぺ

シャープなアクセルレスポンスや固めのダンピングレートなどで、よりハードな走りが楽しめるダイナミックモードを装着

よくよく考えてみると、Fタイプのような古式ゆかしき高級GTスポーツカー市場は、これまでなぜか、ぽっかりと空いていたのだ。フェアレディZほどには子供っぽくなく、メルセデスSLクラスほどにはラグジュアリーイメージが勝たず、さりとて、フェラーリカリフォルニアほどには派手じゃない。

価格帯的には、ちょうどポルシェケイマンの上と911の下をカバー。なるほど、考えれば考えるほどジャガーのために残されていたかのようなスポーツカーマーケットである。ライバルは、シボレーコルベット、BMW6シリーズ。
ジャガーFタイプRクーぺ

走行中などは格納されるデプロイヤブルドアハンドルを採用。100km/hを超えると自動で立ち上がるリアスポイラーも備わる

いずれにせよ、乗ってみたいと思わせる、乗って楽しいと感じられる、そういうクルマを造ることにかけて、ヨーロッパ車、特にイギリスはムカシから非常に長けていたと改めて納得するほかない。あるかないかというわずかな隙間であっても、こうして素晴らしいスポーツカーを生み出してくれるのだから……。
ジャガーFタイプRクーぺ

ベーシックモデルとSはセンター2本、R(写真)は左右2本づつのテールパイプをもつ

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