先住民族文化の発信基地、しらおいポロトコタン

北海道の歴史、それは先住民族アイヌの人々の文化を抜きにして語ることはできません。今回は道内観光の要所であるとともに北海道先住民族文化の発信基地でもあるアイヌ民族博物館「しらおいポロトコタン」を訪問しました。
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しらおいポロトコタン

アイヌ語で「大きな湖」を意味するポロト湖の湖岸に作られた村、ポロトコタンは、先住民族の生活を再現する野外博物館であるとともに道外から多くのお客様をお迎えしている観光スポットでもあります。

ゲートをくぐるといきなり巨大な像が。これはポロトコタンのシンボル、アイヌの村長・コタンコロクルの像で、その高さは18m。右手に持つイナウ(御幣)で訪れる客の幸せをお祈りしてくれます。まずはここの像の前で記念撮影を一枚、はいチーズ!
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全長16m、巨大なアイヌの村長像

アイヌの人たちにとって力の象徴・ヒグマといつも生活をともにしてきた北海道犬は、日々の生活では欠かせない要素。この村長像の隣でその身近な生き物、ヒグマと北海道犬が皆さんをお迎えしてくれます。

その北海道犬ですが……あれ、このわんちゃん、どこかで見たことがある?

係の方にうかがうと、それもそのはず。このわんちゃんは携帯電話のテレビCMに登場する「お父さん犬」の娘で、お名前はユメちゃん。今やポロトコタンのアイドルとして人気者とのことでした。
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ポロトコタンのアイドル、北海道犬のユメちゃん

こちらのコタンでは、アイヌの人たちが食用や薬として使っていた野草を栽培している野草園やチセと呼ばれる茅葺きの家が設置されています。
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チセと呼ばれる茅葺きの家

4つあるチセの内部は当時のアイヌの方の生活がそのまま再現されており、一番奥にあるポン・チセ(小さな家)ではアイヌの手工芸や鮭の燻製作業などを実際に行っている様子も観ることができます。
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ポン・チセ内での作業風景

チセの一部は中がステージになっており、「語り部」によるアイヌの生活や風習の話に続いて伝統楽器ムックリ(口琴)やトンコリ(五弦琴)の演奏や歌、アイヌ古式舞踊が1日に8回行われます。ムックリ、トンコリのプリミティブな響きや独特の節回しと手拍子で歌う「祈りの歌」は、私たちを不思議な世界に誘ってくれますよ。
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チセで行われる古式舞踊