六本木一丁目駅に直結、2WAYのスペインバルがアークヒルズに誕生
スペイン料理の代表的存在と言えば「パエリア」。しかし、日本人にとって身近な食は「寿司やスキヤキ」より「おにぎりやうどん」であるように、実際スペインでパエリアは日常的に食べられているわけではありません。では、スペイン人にとって「おにぎり」のような存在の食べ物とは?朝食に、ランチに、おやつに、お酒のお供に・・・スペイン人の毎日の食に欠かせないサンドイッチ「ボカディージョ」をご紹介しましょう。
サンドイッチと聞くと、柔らかいパンでレタスやチーズを挟んだ軽食という印象がありますが、ボカディージョは全くの別物。パリッと食べごたえのあるパンでおかずを豪快に挟み、見た目も食べごたえもしっかり。バリエーションも豊富で毎日食べても飽きない、まさにスペインのソウルフード的な存在。
この「ボカディージョ」にスポットライトを当てたバルが、昨年6月、「六本木一丁目駅」に直結する「アークヒルズ サウスタワー」1Fにオープンしました。
店内はテーブル席が2つとカウンター席。特にカウンター席はシェフとの距離がぐっと近く、小さな店内ならではのコミュニケーションも自然と生まれる温かい雰囲気。おひとりでフラリと立ち寄られるお客様が多いというのも納得。
カウンター頭上にある大きな黒板には、ポップなイラストとともにお料理情報がぎっしり。ふと天井を見上げると、吊るされているの何と最高峰CAVA「KRIPTA」のボトルで作られたランプの数々。小さな店内のあちらこちらに、待ち時間も決して飽きさせない工夫が散りばめられています。
店長兼シェフの薩木孝之(さつきたかゆき)さん。LA BODEGA池袋店・白金 Baru 銀座店など数店のオープニングに貢献、スペイン滞在の後に六本木フェルミンチョへ。
爽やかな笑顔で迎えてくれる薩木さんは、とっても気さくで接客上手。手際よく料理をしながら、軽快なトークで楽しませてくれます。薩木さんとのお喋りを楽しみにお店に立ち寄る方も少なくないはず。
次のページではいよいよ「ボカディージョ」をご紹介しましょう。