近所の神社を早朝に撮影する
今回は、神社の撮影を行ってみましょう。なぜ神社……?というご質問もあろうかと思いますが、近くにある面白い被写体ということで選んでみました。今後も、こうした身近な被写体をピックアップしていきたいと思います。それで、神社の撮影なのですが、ポイントとしては、次の1点にあります。
■いつ撮影するか
これなのですね。基本的に、家の近所にあるのだから気が向いたときに撮影すればよいのです。でも、普段とはちょっと違った神社を撮りたいという場合は、早朝がオススメです。
その理由は、至極簡単です。「普段とは違った雰囲気が撮れるから」です。早朝、それも日の出の直前がベストです。たとえば、大きな神社などですと、早朝の荘厳な雰囲気なんて感じでとれるのですが、実は、近所にある神社でも、荘厳な雰囲気があるのです。
筆者自宅近くにある神社もそのような神社の一つで、地域にあるちょっと大きめの神社という感じです。それはここで紹介する画像でわかりますね。
なお、今回のサンプル画像は、iPhoneで撮影した映像データをPremiere Pro CC 2014に取り込み、「フレームを書き出し」機能を利用して出力したものを利用しています。なお、iPhone映像の縦位置編集については、今後解説予定です。
違いのわかる映像を撮る
昔、コーヒーのCMで「違いがわかる男のコーヒー」 がありました……というと年齢がバレますが、早朝の神社撮影では、普段とどこが違うのか、それをポイントに撮影します。もちろん、違いばかりを見つけて撮れというのではなく、違いを含めながら撮りましょうということなのです。たとえば下のサンプルですが、これは日の出直前の神社です。灯籠に灯が入っているけど、空は明るいという構図です。もちろん夕方でも同じように撮れるのですが、空の色が朝と夕方では違っていたり、全体的な光量が朝と夕方では違うような気がするのです。なので、「早朝の雰囲気を伝えるように撮る」というのが第一のポイントですね。
また、日の出直後などは、本殿や拝殿に太陽光はあたっているけど参道はまだ暗いというような、早朝だけのシーンも撮れます。
■豆知識
ところで、神社の拝殿と参道って、直線で結ばれていないこと、ご存じでしたか?参道から見ると、拝殿が左右どちらか斜めになっていたり、あるは参道がくの字に曲がっているのです。
これには諸説あるのですが、一説には、参道から神殿を直視できないようにしているのだとか。そういわれてみれば、確かに参道から拝殿や神殿は真っ直ぐには見られないんですよね。