自己流ケアのギモンを解消! お悩みQ&A編
Q よく聞く「お肌の曲がり角」って何歳のこと? 老化っていつからはじまるのでしょうか?
A 老化は20歳から。また肌老化を実感するタイミングは、28歳、35歳、42歳と3回あります
20歳から肌老化はスタート
「お肌の曲がり角」を、老化が始まる時期と定義するならば、なんと20歳! 鏡を見てまだまだ若いと思っていても、実は表皮の奥の細胞では衰えが始まっています。というのも、ターンオーバーの周期は20歳を過ぎた頃から遅くなり、ホルモンバランスも変わってくるから。
その結果、細胞の生まれ変わる力が落ち、日々受けたダメージの修復が間に合わず乾燥、くすみ、シミ、シワ、たるみといった肌の変化が現れてきます。ただその変化はゆっくりなので、20代前半ではまだまだ「お肌の曲がり角」を実感するまでには至らないというわけです。
7の倍数の年齢は要注意
東洋医学では、女性は「7の倍数」で節目を迎え、体に変化が出やすいと言われています。まずは、28歳。乾燥、キメの乱れ、毛穴の開きなどの表皮の変化。35歳では、シミ、小じわなどの真皮の変化。そして最後は42歳、輪郭のたるみ、法令線、シワなど顔の筋肉や脂肪のボリュームに変化が出てきます。年齢だけでなく、今まで使っていたスキンケア商品が物足りなくなったりするのも、1つのサインと考えてください。
教えてくれたのは……
ビューティコーチ・皮膚科医 高瀬 聡子先生
皮膚科医。東京・中目黒にある美容皮膚科クリニック「ウォブクリニック中目黒」総院長。スキンケアブランド「アンプルール」の研究開発も行う。2014年10月16日に講談社より「いちばんわかるスキンケアの教科書」刊行。