名古屋の街を歩き本と出会う! 書店・ショップの合同イベント
本で街をつなぐブックイベント「ブックマークナゴヤ」が2014年も開催。7回目を迎えてすっかり恒例の企画となってきました。期間は10月11日(土)~11月3日(祝)。名古屋市内の書店、カフェ、雑貨店などが参加し、フェアやスタンプラリー、トークイベント、ワークショップなど多彩な催しがくり広げられます。
「今年は参加店舗数をしぼり込み、その分中身の濃い企画がそろいました」と実行委員長のON READEING・岩上杏子さん。
ブックカバー展や古本市など気軽に立ち寄れる企画が盛りだくさん
まず一番敷居が低いのが、期間中通して開かれる「約300人のブックカバー展」。イラストレーターやデザイナー、作家や書店員、会社員、学生と有名無名の本好きが「こんな本屋があったらいいなぁ」と考えた“架空の本屋さん”のブックカバーを展示販売。「こんな素敵なカバーの本屋さんならこんな本が買えるかも」と“架空の本”との出会いを想像してみるのも楽しそうです。
名古屋パルコとロフト名古屋、足を運びやすい栄の商業施設が会場なので、まずはここからブックマークしてみてはいかがでしょうか。
もうひとつ気軽にふらりと立ち寄れるのが10月18(土)・19(日)に開催される「空中古本市」。毎回恒例の古本のフリーマーケットが、今年は何と名古屋テレビ塔の中を会場に行われます。
この両日限定のカフェ、子供向けのワークショップ、朗読会、ライブも合わせて開催されるので、掘り出し物の古本はもちろんのこと、様々な形で本との出会いが期待できそうです。
参加店の企画は展示会やワークショップなど多彩。ぱらぱら本の展示会、絵本の原画展、東欧のヴィンテージ絵本のトランクセール、活版のブックカバー作りなどなど。小さくて個性的な店がラインナップされているので、企画展だけでなくショップめぐりそのものを楽しめ、名古屋の魅力再発見につながりそう。
人気作家らと出会えるトークイベントなど一部要予約の企画も
事前予約が必要なのは主にトークイベント。「能町みね子と渋谷直角の雑誌にまつわるエトセトラ」(10月12日)、芥川賞作家・津村記久子氏と愛知県在住の作家・広小路尚折氏の対談「やりたいことは二度寝だけ、って本当ですか?」(10月11日)、名古屋在住の芥川賞作家・諏訪哲史氏と歌人・野口あや子氏による「読む/詠む ということ-世界の聴き方・うたい方の話」(11月3日)など、本好きの好奇心をくすぐる企画が目白押しです。さて、手前味噌ですが、私ことガイド・大竹も関連イベントとして新刊の出版記念トークイベントを開催。栄のボクモという飲み屋で「『コンクリート魂 浅野祥雲大全』出版記念トーク&スライドショー」を行います(10月11日)。また青空古本市にも出店するので(10月18日のみ)、皆様遊びに来てください。
本はもちろんのこと、人、店、街との出会いにあふれたブックマークナゴヤ。“ブックマーク”したくなるお気に入りを見つけに、名古屋の街を巡ってみてください。
□ ブックマークナゴヤ2014 HP