気配りのできるスマホ
スマホを使っていると「あぁ、こうだったら使いやすいのに……」と思うことがあるはずです。Xperia Z Ultraでは見られませんでしたが、Xperia Z3 Compactではこうした部分にも手が入っており「気配りのできるスマホ」に仕上がっているのでいくつかご紹介します。■スマートバックライト
長いメールを読んでいる時にバックライトが消灯して画面が見づらくなり、関係のない部分をタップしてバックライトを点灯する操作は、誰にでも経験があるはずです。スマートバックライトは、端末を持って操作している間は、バックライトを消灯しないので余計な操作の必要がありません。
意外と使えるスマートバックライト
■手ぶくろモード
寒くなり手袋を着けるようになるとタッチ操作ができなくなりますが、手袋を着けたままでも操作できるモードを備えています。
■タップして起動
端末がスリープ状態時に、画面をダブルタップするとスリープから復帰できます。
スリープからの復帰は、小さな電源ボタンを手で探りながら押します。しかし、画面のダブルタップであれば操作対象が大きく楽に操作できるので、慣れてしまうと当たり前の機能に感じます。
■スマート着信
着信中に端末を耳元に付けると応答、端末を振ると拒否、画面を下向きに置くと消音になります。利用場面が限定されますが、違和感のない仕草で着信操作が行えます。
XperiaはVAIOになれるか?
いまは別会社になりましたが、VAIOはWindowsマシンの中でも特別な存在でした。VAIO Pのように他がやらない挑戦をしたり、他とは違う特徴のあるデザインなど、ひとつ頭を抜けた特別な存在だったからこそ、多くの方に指示されており、指名買いされています。急激な成長を遂げたAndroidは、Windows PCと似たような状況になっています。端末製造メーカーは星の数ほど存在しており、価格以外に違いが分からない端末も存在します。また、スペックで差別化してきたサムスンも、中国メーカーに猛追されている状況で苦戦しています。
こうした状況の中、Xperia Z3 Compactは端末デザイン、映像や音響性能にさらなる磨きをかけ、より上質なものになりました。また、自社の音楽・映像配信サービスともうまく融合しており幅も広がっています。こうしたことができるのは、Androidを手掛けるメーカーの中ではソニーくらいのはずで、出来上がった端末も唯一の存在です。今後は、ソニーの舵取りにかかっていますが、いまの状況はVAIOと重なる部分が多く、いずれは特別な存在になるはずです。