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2014年10月のスケジュールをチェック!

まいど、相場の福の神こと藤本です。相場を半歩先読みするためには、まず必要なのは今後何が起こる予定なのか、スケジュールを把握することです。今回は2014年10月のスケジュールを福の神流に解説いたしましょう。

藤本 誠之

執筆者:藤本 誠之

株式ガイド

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半歩先読みをするコツ

まいど、相場の福の神こと藤本です。相場を半歩先読みするためには、まず必要なのは今後何が起こる予定なのか、スケジュールを把握することです。今回は2014年10月のスケジュールを福の神流に解説いたしましょう。初旬・中旬・下旬の3つに分けて、ご紹介。重要度の★は、藤本の独断で最高三ツ星の評価をしています。

10月のチェックポイント

9月相場は、地政学的リスクの減少、米国景気好調などからリスクオンの流れとなり、」米国長期金利が上昇、日米金利差拡大の思惑からドル円相場が102円から109円台に一気に円安・ドル高の流れとなりました。日経平均株価も、昨年末2013年12月30日高値16.320.22円を一時上抜けるなど、アベノミクス後の高値を更新するなど堅調相場でした。

中国EC大手アリババが、史上最大の規模でNY市場に上場し、大株主のソフトバンクの株価が大きく動きました。円安・ドル高の流れに乗って、自動車など輸出関連株が大きく値を上げました。

10月は、9月29日から始まった臨時国会が注目ポイントになります。アベノミクスの3本目の矢の成長戦略を実行するための法案が審議されるからです。特にいわゆるカジノ法案「IR(統合型リゾート)推進法案」が注目を集めそうです。年末に予定されている来年2015年10月からの消費税増税(8%→10%)を決めるまでは、大きな下落相場はなさそうなので、基本的には堅調相場が続きそうです。

10月16日に注目のリクルートホールディングスが、東証に新規上場します。その他の新規公開株も続々上場してくる予定なので、IPO株に要注目です。

初旬 

月初は注目の経済指標の発表が目白押しです。為替市場の月に1回のお祭りイベントである3日(金)の米雇用統計(9月)が最大の注目ポイントです。
また、中国が国慶節で長期間休場になります。

1日(水)   ★★ 日本  日銀短観(9月)
              ★★ 中国  製造業PMI(9月)
             ★★ 中国  休場(国慶節~10月7日)
              ★★  米国  ISM製造業景況指数(9月)
              ★★  米国  ADP雇用統計(9月)
             ★★  米国  建設支出(8月)
2日(木)  ★  欧州  ECB理事会(ドラギ総裁会見)
             ★  米国  製造業受注(8月)
              ★  インド 休場(~6日)
3日(金)   ★  韓国  休場
              ★★★ 米国  雇用統計(9月)
              ★★  米国  ISM非製造業景況指数(9月)
              ★★  米国  貿易修正(8月)
6日(月)   ★★ 日本  日銀政策決定会合(~7日)
              ★       ノーベル生理学賞発表
7日(火)  ★★ 日本  景気動向指数(8月)
              ★★ 日本  黒田日銀総裁会見
              ★  日本  H-2 ロケット打ち上げ予定
              ★  日本  家電見本市「CEATEC JAPAN」(~11日)
              ★  豪州  準備銀行理事会
              ★      ノーベル物理学賞発表
8日(水)  ★   日本  国際収支(8月)
               ★   日本  景気ウォッチャー調査(9月)
               ★   日本  新規上場ヤマシンフィルタ(6240 東証2部)
               ★   英国  BOE金融政策委員会(~9日)
               ★   米国  9月16日・17日開催のFOMC議事録
               ★      ノーベル化学賞発表
9日(木)  ★   日本  機械受注(8月)
               ★   日本  都心オフィス空室率(9月)
               ★★  日本  すかいらーく(3197 東証1部)新規上場
               ★      G20財務相・中銀葬祭会議(~10日、ワシントン)
               ★   韓国  休場
10日(金)  ★   日本  消費者動向調査
               ★   日本  日銀政策決定会合議事要旨(9月3日・4日開催分)
               ★★ 日本  オプションSQ

中旬

16日(木)に注目のリクルートホールディングスが新規上場します。

13日(月)  ★   日本  休場(体育の日)
              ★   米国  債券市場休場(コロンバスディ)
14日(火)  
15日(水)  ★   日本  鉱工業生産(8月確報)
               ★   米国  小売売上高(9月)
16日(木)  ★   米国  鉱工業生産(9月)
               ★   米国  新規失業保険申請件数
               ★★★ 日本  リクルートホールディングス(6098 東証1部)新規上場
17日(金)  ★★  米国  住宅着工件数・建設許可件数(9月)
            ★   米国  ミシガン大学消費者信頼感指数
20日(月)

下旬

22日(水)に東証マザーズにスマホ関連銘柄が2銘柄新規上場予定です。
消費税増税の判断材料となる31日(金)の消費者物価指数、失業率が注目を集めそうです。

21日(火)  ★   日本  新規上場セレス(3696 東証マザーズ)
22日(水)  ★   日本  新規上場GMOリサーチ(3695 東証マザーズ)
                ★   日本  新規上場オプティム(3694 東証マザーズ)
                ★  米国  中古住宅販売件数(9月)
23日(木)  ★  日本  貿易収支(9月)
                ★  米国  新規失業保険申請件数
                ★  米国  住宅価格指数(8月)
24日(金)  ★  米国  新築販売件数(9月)
27日(月)  ★  欧州  ドイツIFO景況指数
28日(火)  ★★ 米国  耐久財受注(9月)
                ★  米国  S&Pケース・シラー住宅価格指数(8月)
                ★  米国  消費者信頼感指数(10月)
29日(水)  ★  日本  鉱工業生産(9月 速報)
30日(木)  ★  米国  新規失業保険申請件数
31日(金)  ★★ 日本  消費者物価指数(9月)
                ★★ 日本  失業率(9月)
                ★  米国  個人所得(9月)
                ★  米国  シカゴ購買部協会景気指数(10月)

最後に

10月に予定されているスケジュールをキチンとチェックして、半歩先読みを行ってください!!

*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
*正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。

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