韓国ドラマ/韓国ドラマ関連情報

韓国ドラマは100話超えが普通、200話を超える大作も(2ページ目)

日本のドラマは年4回の改編時期がありますが、韓国には改編時期が明確には決まっていません。そのため、ドラマの話数にも制限がなく、人気が出ると大幅延長になることもあります。

安部 裕子

執筆者:安部 裕子

韓国ドラマガイド

どうして、そんなに長いのか?

冒頭でも述べたように、韓国では明確な改編時期がなく、視聴率が良ければそのドラマを延長で引っ張るということは、いたって普通に行われています。有名なドラマを例にとると「宮廷女官チャングムの誓い」は全50話予定が全54話に、「イサン」は全60話予定が全77話まで延長されました。

ドラマの人気を測るのはもちろん視聴率ですが、インターネット大国の韓国ではドラマの公式サイトの掲示板に寄せられる視聴者の意見も重要視されます。掲示板は、日本のように書きこみ内容を制限しておらず、視聴者の意見がそのまま反映されるので、制作陣も、俳優陣も戦々恐々。

視聴者の意見を取り入れた結果、話数のみならず、ストーリーすら変えてしまうこともあります。2001年の大ヒットドラマ「美しき日々」で、病に冒されて死ぬ予定だったヒロイン役のチェ・ジウが、視聴者の猛反発によって、病を克服し、ハッピーエンドに終わったのは有名なエピソードです。

さらに面白いのは、人気ドラマが放送されている間は、裏でドラマをオンエアする他局が、新ドラマの放送開始をズラすこと。つまりライバル社が人気ドラマを放送している期間は単発ドラマやバラエティー番組でつなぎ、最終回が終わった翌週から、新ドラマをスタートさせるというもの。近年では2012年のKBSドラマ「太陽を抱く月」の大ヒットを受けて、MBCとSBSが新ドラマの放送開始をずらし、翌週に3社が一斉に新ドラマをスタートさせた例があります。

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