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フィリップス9000は次世代シェーバーのスタンダードに

今年8月に国内で発表され、ドイツで開催されたIFAでもフィリップスのブースで大々的に展示。人気を集めていた回転式シェーバー「9000」シリーズ。4年ぶりにフルモデルチェンジされた最上位機種の実力を早速試してみた。

滝田 勝紀

執筆者:滝田 勝紀

家電ガイド

日本のシェーバー市場は3社で占められている

フィリップス 9000シリーズ S9711/33

フィリップス 9000シリーズ S9711/33

 
1939年フィリップスのシェーバー1号機フィリシェーブの発売を伝える広告

1939年フィリップスのシェーバー1号機フィリシェーブの発売を伝える広告

まずは日本の電動シェーバー市場について、少しだけ解説を。現在は大きく分けると3社によりほとんどのシェアは占められています。その3社とはパナソニックとブラウン、そしてフィリップスです。上位2社であるパナソニックとブラウンは往復式シェーバーを採用、フィリップスだけが主に回転式シェーバーを採用しています。

フィリップスが元々シェーバーを開発し始めたのが1939年。当時から回転式を採用し、徐々にヘッドの数を増やすことで、ついに1966年に3ヘッドの回転式の開発に成功しました。それから約50年近くに渡り、深剃りと肌への優しい剃り心地の両立を追求。そんな同社の最新フラッグシップモデルが9000シリーズです。

 

回転式は優しさには定評があり、深剃りは……??

フィリップスといえば回転式のヘッド。フラッグシップは約50年に渡り3ヘッド

フィリップスといえば回転式のヘッド。フラッグシップは約50年に渡り3ヘッド

回転式の一番の特徴はヘッドをさまざまな方向に動かせるため、効率的にひげを剃ることができ、肌当たりが優しいこと。一方、深剃りという点においては往復式シェーバーに比べるとやや弱い印象がありました。

本機9000シリーズはそのシェーバーに求められる特徴を、高いレベルで実現した究極のモデルです。輪郭検知テクノロジーなどにより、肌に密着して、ワンストロークあたり、従来機より20%多くのひげをカットできます。何度も往復させなくていいので、必然的に肌への負担も最小化でき、傷めないので、優しさもさらに高まりました。

では、実際に製品に進化ポイントついて細かく見ていきましょう>>>
 
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