11月にオススメの株主優待銘柄
11月は優待権利が確定する銘柄が「34銘柄」と1年の中でも比較的少ない月です。その分、11月優待銘柄は、優待狙いの投資家の買いが増え、権利確定日にかけて株価が上昇しやすくなります。是非、今のうちから11月優待銘柄を探してみてはいかがでしょうか。今回は、私が選んだ今のうちに買っておきたい11月優待銘柄をご紹介します。11月オススメ優待銘柄その1「壱番屋<7630>」
【業務内容】カレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」を国内外で店舗の展開をしています。【単元株数】100株
【最低購入金額】47万5000円（2014年9月10日時点）
【権利確定月】5月末日,11月末日
【配当利回り】1.58％（2014年9月10日時点）
【優待内容】同社店舗で利用できる飲食券もしくは同社製品の詰め合わせ
【100株以上500株未満】500円相当の飲食券3枚（1500円分）
【500株以上1000株未満】500円相当の飲食券10枚（5000円分）
【1000株以上】500円相当の飲食券20枚（10000円分）
同社の優待は、「カレーハウスCoCo壱番屋」で利用できる飲食券です。「カレーハウスCoCo壱番屋」は、全国47都道府県に展開しています。また、カレーチェーン店舗数ではギネス世界一位にも認定されるほど人気を博しています。全国どこでも利用できることから利便性が高く、普段から利用している方にとって、魅力的な優待内容でしょう。また、同社店舗に行く時間がない方は、同社製品のレトルトカレーや同社製品の詰め合わせと交換することも可能です。魅力的な優待内容から、優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向があると言えるでしょう。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、9月末に購入し、11月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
システムトレードの達人
勝率： 75.00 ％
勝ち数： 9 回
負け数： 3 回
引き分け数： 2 回
平均損益（円）： 6,829 円 平均損益（率）： 3.41 ％
平均利益（円）： 10,868 円 平均利益（率）： 5.43 ％
平均損失（円）： -734 円 平均損失（率）： -0.37 ％
合計損益（円）： 95,605 円 合計損益（率）： 47.80 ％
合計利益（円）： 97,808 円 合計利益（率）： 48.91 ％
合計損失（円）： -2,203 円 合計損失（率）： -1.10 ％
プロフィット・ファクター（総利益÷総損失）： 44.398
平均保持日数： 47.14 日
検証結果を見てみると、勝率は75％、1トレードあたりの平均損益は3.41％です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。権利確定日の前に、早めに優待銘柄に注目することで、高値掴みして、損失を被るリスクが低くなります。
11月オススメ優待銘柄その2「サムティ（3244）」
【業務内容】不動産の販売や賃貸業などを営んでいます。【単元株数】100株
【最低購入金額】7万1300円（2014年9月10日時点）
【権利確定月】11月末日
【配当利回り】2.52％（2014年9月10日時点）
【優待内容】同社が保有するホテルの宿泊割引券
【100株以上200株未満】センターホテル東京・大阪で利用できる3000円相当の宿泊割引券2枚
【200株以上1000株未満】センターホテル東京・大阪で利用できる無料宿泊券2枚
【1000株以上】センターホテル東京・大阪で利用できる無料宿泊券2枚と天橋立ホテルで利用できる最大20000円引きの宿泊割引券
同社の株主優待内容は、同社が保有するホテルの無料・割引宿泊券です。同社の株主優待は「センターホテル東京」「センターホテル大阪」「天橋立ホテル（京都府）」で利用することができます。「センターホテル東京」「センターホテル大阪」は東京や大阪の中心地である日本橋兜町や淀屋橋に立地しています。好立地なことから利便性が高いと言えるでしょう。また、京都府にある天橋立ホテルは、日本三景の一つである天橋立を眼下に、大浴場を楽しめることから人気なリゾートホテルとなっています。優待内容が魅力的なことから、権利確定日直前は個人投資家の人気な銘柄として買いが入りやすい傾向にあるといえるでしょう。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、9月末に購入し、11月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
システムトレードの達人
勝率： 71.43 ％
勝ち数： 5 回
負け数： 2 回
引き分け数： 0 回
平均損益（円）： 11,715 円 平均損益（率）： 5.86 ％
平均利益（円）： 26,439 円 平均利益（率）： 13.22 ％
平均損失（円）： -25,095 円 平均損失（率）： -12.55 ％
合計損益（円）： 82,007 円 合計損益（率）： 41.00 ％
合計利益（円）： 132,197 円 合計利益（率）： 66.10 ％
合計損失（円）： -50,190 円 合計損失（率）： -25.10 ％
プロフィット・ファクター（総利益÷総損失）： 2.634
平均保持日数： 47.29 日
検証結果を見てみると、勝率は71.43％、1トレードあたりの平均損益は5.86％です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、損失を被るリスクが低くなるでしょう。
注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入し、高値掴みで不用意な損失を被ることのないように気を付けましょう。11月は、優待の権利が確定する銘柄が「34銘柄」と、1年の中でも優待銘柄数が少ない月です。その分、優待狙いの投資家の買いが他の月と比較して特定の銘柄に集中しやすく、権利確定日前の株価上昇する傾向がありますので、注意が必要でしょう。
株の売買を行なうに際して、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待できどの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。
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（このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。）
