意外に安くて狙い目のビアンテと、良品といえるプレマシー
マツダ勢のビアンテは、5ナンバー枠を大きく超える1770mmの全幅が敬遠される場合も駐車場事情などであるだろう。現在は「スカイアクティブテクノロジー」のガソリンエンジンが搭載され、燃費も悪くはないし、全幅の広さを活かした室内もゆとりがある。
だが、デビューから6年が経ち古さも感じさせるのは事実で、次期モデルがどうなるか分からないところだが、現行モデルを買うなら大幅値引きは絶対条件だろう。しかも、価格設定は中間グレードでも250万円強で値引きがあれば上位グレードも狙える。
プレマシーも良品ミニバンといえる出来映えで、2013年1月のマイナーチェンジ以降のモデルは「スカイアクティブテクノロジー」が投入され、パワートレーンが洗練されたほか、元々秀逸だった走りの良さも見逃せない。ステーションワゴンの背を高くしたようなフォルムでも両側スライドドアを採用し、独自性の高い「カラクリシート」は多少ギミック感もあるが、子どもが2人いる4人家族くらいまでなら高い満足感が得られるだろう。
OEM供給している日産ラフェスタ・ハイウェイスターと競合させれば値引きも期待できるし、もし、ディーゼルも加われば次期モデルも気になるところではあるが、いま「300万円」という予算でミニバンを買うとなると、見逃すには惜しいモデルといえる。
まとめると、燃費と総合力でヴォクシー/ノア、安全性でセレナが肉薄し、マツダ・プレマシーが続くというのが、「予算300万円でミニバンを買う」というテーマで現在考える選択肢だと思う。
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