インド式ヘナペインティングを体験／シンガポール

インド風ボディアート｢ヘナペインティング｣を体験

多民族国家のシンガポールでは、小さな国の中で様々な文化が垣間見られるのも魅力のひとつ。中でも、華僑文化に出合えるチャイナタウンやアラブ文化に出合えるアラブ人街と並び人気があるのが、インドの人々が多く集まる｢リトルインディア｣。MRTリトルインディア駅をおりれば、そこはもうインド。本場さながらのグルメやショッピングが楽しめます。そんなリトルインディアに行ったらぜひ体験してほしいのが、ヘナペインティング。ヘナとは同名の植物の葉のペーストを使って直接肌に描く、ボディアートのこと。インドの女性は、結婚式などのお祝いの時に、ヘナで美しい模様を手などに描くそうです。生命力の強いヘナの木にあやかって、幸運をもたらすとも言われているのだとか。

ボディアートといっても方法は簡単。チューブ状のヘナを使って直接肌にペインティング。ヘナは泥のようなテクスチャーで、絵を描いた後30分ほど乾燥させます。表面が乾いてポロポロと落ちていけば、その下に、肌に染まったチョコレート色の模様がでてきます。個人差もありますが、10日～2週間ほどは肌に模様が残り、薄くなりながら自然と消えていくのでご安心を。南国シンガポールの旅の時間、サンダルからのぞく足元や腕、手などにヘナの模様があるととてもキュートだと思いますよ。

リトルインディアでは自分でできるヘナのチューブなども2～5シンガポールドルぐらいで販売されていますので、自分で描くのもいいですが、やはりプロにやってもらうほうが美しいでしょう。街を歩いているとヘナの看板を見かけますので、割と手軽に体験できますが、観光客におすすめなのは、MRTリトルインディア駅のすぐお向かいにある、リトルインディアアーケード内の気軽な出店。今回は、写真の手元のワンポイントで5シンガポールドルでした。たくさんの模様の写真の中から選ぶこともできますし、英語でならオーダーも可能とのことでした。

■Little India Arcade(リトルインディア アーケード)
住所：48Serangoon Road
アクセス：MRTリトルインディア駅から徒歩約5分
※営業時間や定休日は店舗により異なります