住宅購入のお金/住宅購入のお金の注意点

まさか!ローン控除対象外

10年間バッチリ住宅ローン控除を受けるつもりだったのに、下手をすると受けられなくなってしまうことも。注意すべきケースとして、転勤と建築をとりあげます。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

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10年間バッチリ住宅ローン控除を受けるつもりだったのに(戻ってくるお金だって当てにしていたのに……)、下手をすると受けられなくなってしまうことも。注意すべきケースとして、転勤と建築をとりあげます。

【記事のインデックス】
転勤で住宅ローン控除はどうなる?
建築の場合は資金計画に気をつけて!

転勤で住宅ローン控除はどうなる?

 転勤はサラリーマンの宿命!?

 転勤はサラリーマンの宿命!?

「家を買うと転勤する」のがサラリーマンの宿命。転勤で住宅ローン控除がどうなるかは関心事でしょう。

転勤で(国内の場合)自宅に住まなくなると、住宅ローン控除を受けることができません。但し、「本人が単身赴任で家族が引き続き住む」などの条件を満たせば、引き続き住宅ローン控除を受けることが可能です。

家族ごと引っ越した場合は、住宅ローン控除の対象外ですが、戻ってからは一定要件のもとに再適用を受けられます。但し、転勤中に賃貸に出していた場合、賃貸に出した年については住宅ローン控除の対象外。住宅ローン控除が再適用されるのは翌年からです。

建築の場合は資金計画に気をつけて!

住宅ローン控除は、あくまでも建物部分にローンを組んでいることが条件。それをみたすことで、土地ローンも対象になります。

ところで、土地を買って家を建てる場合、土地だけで契約時と引渡時の2回、家を建てるにあたっても、3~4回に分けてお金を払うことになるでしょう。建築の場合は、タイミング良くお金を準備することが必須ですが「どの金融機関で借りるか?」「どこで建てるか?」の組み合わせによっては融通がききにくいのが現状です。そのため、頭金に余裕がある人の中には、「土地ローンを組んで、支払いが複数回にわたる建物にはローンを利用しないでおこう」と考える人も!しかし、これでは住宅ローン控除の対象外となってしまいます。

住宅ローン控除を受けるためには、様々な条件をクリアする必要があります。あらかじめ確認し、「こんなハズじゃなかった」とならないようにしましょう。
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