山崎美術館

山崎美術館外観。

山崎美術館外観。

蔵造りの街並みが始まる仲町交差点。その一角を占める風格のある黒い蔵、ここが山崎美術館です。もともとは、川越の老舗和菓子店「亀屋」の蔵を美術館に改装したもので、「亀屋」を営む山崎家に伝わる美術品のコレクションを展示してあります。

中心となるのは、橋本雅邦(がほう)の日本画。雅邦は、川越藩お抱え絵師・橋本晴園の子で東京美術学校初代日本画主任教授も務めました。静かで重厚な空間に、格調高い日本画の数々。思うに、蔵という場所は日本画を展示するのに本当にふさわしい場所ですね。心が静まります。

他にも、お菓子造りに使われた木型や美術工芸品等がおよそ二ヶ月ごとに入れ替えられて展示されています。
休憩する場所。ゆったりお茶と和菓子をいただける。

休憩する場所。ゆったりお茶と和菓子をいただける。

靴を脱いでくつろぐこともできます。

靴を脱いでくつろぐこともできます。

特筆すべきは、中庭の休憩所。こちらでお茶と「亀屋」さんの和菓子がいただけます。明治時代の井戸があり、落ち着いた和める雰囲気。ほの暗い照明やさりげなく活けられた季節の花々に細やかなもてなしの心を感じます。

蔵の街散策に少し疲れたらこの小さな美術館に立ち寄ってみては。ホッとしますよ。

■山崎美術館
住所:埼玉県川越市仲町4番地13
TEL:049-224-7114
休館日:木曜日(当日が祝日の場合は翌日休館)
開館時間:午前9時30分~午後5時(最終入館 午後4時30分)
入館料(和菓子・お茶付):一般500円、大学生・高校生350円、小学生・中学生200円
アクセス:JR埼京線・東武東上線『川越』駅徒歩20分又は市内バス「仲町」下車
西武新宿線『本川越』駅徒歩10分
ホームページ:財団法人 山崎美術館

ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館

縁結びの神様で知られる川越氷川神社の裏手、緑深い新河岸川のほとりにヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館はあります。川越市に本社を置くスーパーマーケットチェーン・株式会社ヤオコーが創業120周年(2010年)の記念事業として、2012年に開館したもので、新しくて清潔感あふれる洒落た美術館として人気があります。
川越氷川神社の裏手、緑あふれる新河岸川。

川越氷川神社の裏手、緑あふれる新河岸川。

ヤオコー美術館全景。

ヤオコー美術館全景。

美術館の設計はプリツカー賞受賞者の建築家・伊東豊雄。公道からエントランスまで続く道はなだらかなカーブを描き、贅沢な敷地の使い方です。平屋の建物は2つの展示室、エントランス、カフェと休憩を兼ねたラウンジの4つの空間で構成されており、いずれも10m四方の部屋ながら、屋根形状や素材・照明の違いによって異なった表情を見せています。建築物としての美しさもこの美術館の魅力のひとつです。
三栖右嗣作『爛漫』。

三栖右嗣作『爛漫』。

こちらの美術館がコレクションしているのは三栖右嗣の作品。三栖は埼玉県比企郡ときがわ町にアトリエを構え、創作活動をしていた画家です。枝垂れ桜の咲き誇るさまを描いた『爛漫』のような大作、その人の本質をぎゅっと凝縮して描き出していてる人物画など、展示されている作品は数こそ多くはないものの、質の高さで秀でています。

カフェを兼ねたラウンジでは、お茶やケーキをお供に休憩を。入館料と飲物などがセットになったお得な割引もあります。絵画を鑑賞したあとに、カフェでその余韻を楽しむなんて素敵ではありませんか。

■ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館
住所:埼玉県川越市氷川町109-1
TEL:049-223-9511
休館日:月曜日(当日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始
開館時間:午前10時~午後5時(最終入館 午後4時30分)
入館料:一般300円、大学生・高校生200円、中学生以下無料
お得セット:入館料+飲物 500円、入館料+飲物+ケーキ 750円、入館料+おはぎ+抹茶 600円
駐車場:15台
アクセス:
・イーグルバス 東武東上線『川越』駅「小江戸巡回バス」(西口2番のりば)、本川越駅(駅前ロータリー北側・小江戸巡回バスのりば)で、喜多院先回りコース「氷川神社前」下車 徒歩約1分
・東武バス 東武東上線『川越』駅(7番のりば)、西武新宿線『本川越』駅(駅前ロータリー北側・小江戸巡回バスのりば)から、埼玉医大・上尾駅西口・平方・川越運動公園行き「宮下町」下車 徒歩1分
ホームページ:ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館

まだまだ川越の街中にはアートが点在しています。