インターネット接続サービスを使うには、アカウント作成が必須
有料サービスのインターネット接続を使うには、アカウントの作成が必須になります。このアカウントはGogo社に作成することになり、利用料を支払うクレジットカードを登録します。(機内エンターテインメントを手持ちの端末で楽しむだけならば、アカウントの作成は必要ありません)事前に作成したGogoのアカウントでログインする様子
■Gogo Inflight Internet
機内でもアカウントを作成できます。この場合、手順は日本語で表示されます。機内の座席ポケットには「JAL SKY Wi-Fiご利用ガイド」が用意されているので、これを参考にして登録を進めてください。ご利用ガイドは、以下の場所にも公開されているので、事前に目を通しておくとスムーズにことが進むはずです。
■JAL SKY Wi-Fi ご利用ガイド(PDF)
回線速度はどのくらい?
肝心の回線速度です。サービス利用可能との機内アナウンスがあった直後と、水平飛行に入りその他機内サービスがはじまった時の二回で「RBB TODAY SPEED TEST」を使って速度測定を行いました。- 機内アナウンス直後
上り:0.42Mbps
- 機内サービスがはじまってから
上り:0.40Mbps
上りの速度はあまり変わりがありませんが、下りはずいぶん差があります。水平飛行に入ると通信速度が安定するのかもしれません。参考までに、地上(自宅)でのブロードバンドでは、上り14.12Mbps、下り12.96Mbpsくらいの速度がでます。機内の回線速度と直接の比較対象にはなりませんが、Facebookにアクセスしたり、メールをチェックする程度であれば、十分使えるという印象です。
注意点としては、インターネットに接続するすべてのアプリが使えるワケではないということです。たとえば、Huluのような動画ストリーミングサービスは利用できません。Huluアプリを起動してみましたが、インターネット接続エラーになりました。Gogo社によれば、Skypeも利用制限があり、ビデオチャットや音声通話は行うことができず、テキストチャットのみが利用可能になっているようです。VPNは利用制限がないようなので、ビジネス用途には活用できそうです。
割高に感じる価格設定
通信速度は数値で比較すると、見劣りしますが、実際使った印象は数値ほど遅い印象は受けませんでした。気になるのは利用料金の設定です。私が利用した大阪(伊丹)-東京(羽田)では、利用時間が30分前後です。これで400円は割高に感じます。規制が緩和される9月1日以降であれば、500円/フライトで一時間近く使えます。同列で比較するのは間違いですがが、300円/月で利用できる公衆無線LANサービスと比較してしまいます。たとえば、頻繁に飛行機を利用するユーザー向けに月額固定の価格設定があれば積極的に使いたいです。