彼と結婚して人としての幅が広がった
一度離れた期間があったのも、黒木さんご夫婦には結婚をイメージしやすくなったのかもしれませんね
黒木:出会いは、英会話スクール。短大に通っていたころです。彼はひとつ年上で大学生でした。当時は2人とも大阪に住んでいました。
彼の就職先は横浜の支店だったので、2年ほど遠距離恋愛の後、結婚しました。遠距離の間、お互いに何があったかはわかりません(笑)。でも、たまにしか会えないので、会えるときは仲良く過ごしたいと思ってました。彼は、実家を離れて一人暮らしだったから、結婚したくなっちゃったんじゃないかな。プロポーズの言葉も、どれだかわからないぐらい、当時は、会えば「結婚しよう」ばっかりでした(笑)。
藤嶋:結婚して良かったことはどんなことですか?
黒木:男女の考え方の違いがすごくわかったことかな。物の見方や考え方など、人として幅がとても広がりました。仕事にも役立っていると思います。最近は、お互いに仕事しまくるという時期に入ってきて、パートナーというか、戦う同志みたいな関係です。
すでに親よりも長くいっしょになることになりますが、20年以上がんばれたのは、親が遠かったこともあると思います。新婚当初って、何年つきあっていたとしても、今まで見えてなかったものがお互いに見えてくる。そうすると、電話で親に愚痴っていました。もしも、帰っちゃうと、戻るタイミングがわからなくなる気がします。