今最も注目の調理法”薪焼き”の新店
個人的に今最も注目している調理法が「薪焼き」です。赤坂にある「ヴァッカロッサ」や神戸の「bb9」では、素晴らしいお料理を提供しており、素材がもつポテンシャル以上の仕上がりに薪のパワーを改めて実感させられます。定刻に焼きあがったイチボの塊
今回ご紹介する「煉瓦」では、その薪焼きで肉を提供しているのですが、もうひとつ、面白いコンセプトを取り入れています。それは焼き上がりの時間が決まっている!こと。定刻は19時40分(金曜日は20時40分)です。例えばこの日は宮崎の牛のイチボ、これを一塊の状態で薪で焼き上げ、スタッフが各テーブルを回り見事に焼きあがった肉を披露します。その後カットされ、各テーブルに提供されるという流れ。そして嬉しいことに、余った肉があると、おかわりのお皿が回ってきます!
肝心な肉の味はというと、一見シンプルに焼き上げた肉なのに、想像以上に力のある味わいに驚かされます。この力強さはいったい何だろうと好奇心にかられながら頂きましたが、横山シェフにお話を伺ったところ、煉瓦で作られた炉窯には薪だけではなくニンニクなども入れているそう。なるほど力強い味わいがしたわけですね。因みにこの日頂いたのは6800円のコース、プラス料金500円でメインの肉料理にサマートリュフを追加することが出来ました。
デートでも塊肉を美味しく食べることが出来る画期的なシステム
一般的に肉は塊で焼いたほうが美味しいので、大人数で食べに行ったほうがいい、ということがあり、この手の塊肉系のお店は少人数での利用に向かないというデメリットがありましたが、同店の”定刻に焼きあがる”というシステムはこの問題を解決し、デートでもガッツリ美味しい肉が食べられるようになり、上手いことを考えたな!と、感心します。各テーブルに供された本日のメイン
尚、この”定刻に焼きあがる”肉を頂くには19時30分までに入店する必要があります。その場合は、アミューズの後にすぐに肉、その後、前菜、温菜と続きますので、予約時間にはその辺りの計算もして下さいね。20時30分以降はアラカルトもあり、メインの肉料理は黒毛和牛だけでなく、鴨、豚、馬などの取り扱いもあります。また秋にはジビエも扱うそうですので、飽きずに一年中楽しめそうなお店です。
■炉窯ステーキ煉瓦
・住所:東京都 渋谷区渋谷1-6-4 せいこうビル 1F
・TEL:03-3409-2911
・営業時間:
月~木 18:00 ~ 00:00
金 19:00~ 00:00
・定休日:日曜日
・地図:Yahoo!地図情報