ピザ窯作成の様子。ピザパーティーも定期的に開催されているそうです
(幸恵さん)みんなが程よい距離感で暮らしている、という感じがします。普段はみんな外に出て働いたりしているので、ウチに閉じすぎず、集まった時にはにぎやかに飲んだり食べたり。お休みの日には友達が来たりして外から話題が入ってくるのもいいところだと思います。
半分プライベートとパブリックを、うまく取り入れた生活
― お隣との距離感が、普通のマンションより随分近い暮らし方だと思いますが、住んでみて大変なことはありますか?(翼さん)もともと、お隣がどういう人か分かっている暮らしがいいね、とお互い言っていたので、困るところはないですね……。もちろん、生活音が聞こえることは普通のマンションと同じようにありますが、隣に誰が住んでいるか知っていると、気にならない。「●●さん、今日は帰りが遅かったな、忙しいのかな」くらいに感じられます。青豆ハウスの2階部分は、各世帯の玄関の半分がガラス張りで、中の様子が見えるんです。ここが気になる方もいるかもしれませんが、もちろん外から見えない階もありますし、プライベートはきちんと確保されています。
大きなガラス窓が多用された作り。取材時も、住人が手を振りあう姿が見られました
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二人の空間を保ちながらも、「半分パブリック」な場を持ち、開かれた生活を送る青豆ハウスと葉栗さん夫妻。夏に外部の人も招いたお祭りの計画も出ているなど、住人同士の繋がりだけでなく、青豆ハウスを起点とした、周囲に開かれた生活が育ちつつあります。そのライフスタイルは「結婚後のシェアスタイル」への大きなヒントとなりそうです。