30万円の貯金もできなかった!お金持ちになれた理由とは

星野陽子さん

金持ち母さん 星野陽子さん

4畳半ひと間の借家住まいだった普通の女性が、6億円の不動産を持つまでに――! ユダヤ人の元夫たちから学んだ「お金に対する考え方」は、星野さんの人生をダイナミックに変えるものでした。星野さんが学んだそんな“お金の哲学”、そして6億の資産を持つまでの道のりをインタビューします!


――もともと星野さんご自身は、典型的な“お金が貯まらない”人だったとか。

星野陽子さん そうなんです。OL時代の私は、毎晩外食してお買い物も大好き、少しお金が貯まったら海外に遊びにいって、オーダーメイドで毛皮や靴を作ったり、大金を払って英会話教室に通ったり……。80万円のエレクトーンを買ったこともありましたね。自己投資という大義名目のもと、散財を重ねてばかり。わずか30万円の貯金もできないタイプだったんです。

――そんな星野さんが、ユダヤ人男性と結婚することで、お金に対する価値観が大きく変わったのですね。どういういきさつで出会われたのですか?

星野 外資系の銀行に勤めていた20代の頃、海外送金をする友人に付き添ってやってきたのが彼でした。たまたま私が窓口で対応したのですが、イスラエルで働いた経験を持つ同僚の女性がいたので、4人で話をするうちに仲良くなって、みんなで飲みに行ったのがきっかけでしたね。その後、1年間付き合って結婚しました。ただ、彼自身はシャツに短パンという格好をしていて、お金を使わないような生活をしている人だったので、実家が資産家だなんて思いもしませんでした。彼も言いませんでしたし。私自身、20代で子供を2人産みたいと思っていたので、正直、結婚に焦っていて...(笑)。外国人なら家庭を大切にしてくれそうだし、彼はお金がないけれど、私も働けばなんとかやっていけると呑気に構えていましたね。

エアコンもテレビもない!極貧状態の新婚生活から学んだこと

――結婚生活はかなり極貧状態だったと、著書に書いていらっしゃいましたね。

星野 はい。エアコンもテレビも、「必要ないよね」と言われ、買えずじまい。夫もちょうど定職を失った頃で、私も子供を抱えていたこともあり、頑張って引き締めなくちゃと思っていました。家賃7万3000円のアパートに住み、生活費は約10万円で過ごしていましたね。初めて彼の実家に行ったのは、子供ができてから。貧しい家かと思っていたら、連れて行かれたのは、私にしたら豪邸――。裏庭には100人くらいが集まって、親戚のサプレイズ・パーティが開かれていました。あまりの驚きに、一瞬言葉を失ったのを覚えています。

――当初は、お金に関するぶつかりあいも多かったのでは?

星野 彼は、とにかく無駄なお金が出ていくことを嫌がる人でした。ひとつモノを買うたびに、「なぜそれを買ったの?」と、説明を求めてくる。例えば、パン屋さんでサンドウィッチを買うと、「なぜ買ったの? 家で簡単に作れるものをわざわざお金を出して買うのはどうして?」と聞かれたり……。

私としては、非難されているようでストレスを感じることもしばしば。でも、彼にはお金に関する明確な価値観がありました。「ちょっとした計画性があれば、簡単に防げるムダ使い」には、非常に厳しい。お金を使うときには、“自分で作れないか”“何かで代用できないか”をまず考え、さらに買うとしても、 “もっといい買い方はないだろうか?”と調べて手を尽くす。たとえ小さな買い物であっても「なぜ?」の思考を繰り返して、納得した上でお金を使うんですね。とはいえ、単なるケチかといえばそういうわけではなく、例えば、家電を買うときなどは、徹底的に調べ尽くしたうえで、高価でいいものを手に入れようとする。お金の使い方に、メリハリが効いているんです。

お金持ちになるために必要なのは「アイデア力」

どうしてそのお金を使ったのかを毎回考えると……

どうしてそのお金を使ったのかを考えるのがお金持ちへの第一歩!

――“お金持ちほど、お金のことを考える”といいますが、「1円に対する真剣味」が違うのでしょうね。確かに“考えない癖”は、お金がたまらない元凶ともいえます。

星野 それまで、「なぜそれを買ったの?」と聞かれると「みんな持っているものだから」といった常識論で考えがちでしたが、それって実は、考える力を止めてしまっているなと気づいたんです。

“そういうものだから”で終わってしまうと、そこから先のアイデアもわいてきませんよね。日本人は、みんな最初からある程度与えられたモノがあって、ルールさえ守っていれば、それを奪われるということもほとんどない。けれど、ユダヤ人である彼らは、迫害を受けながら生き抜いてきましたから、常に頭を使って知恵やアイデアで勝負し、居場所を確保してこないとやってこられなかったという歴史があります。ですから、そういった習慣が身についているのでしょうね。

それまであまり考えなしにお金を払ってきた私にとっては、モノを買う前に一度立ち止まって自問自答し、「より良い方法」を考える習慣がついたことは、その後、大きな財産になりました。

★次にユダヤ人の夫から学んだお金持ちになれる考え方です

教えてくれたのは……
星野陽子さん

東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、フリーの特許翻訳者、作家として活躍。 イスラエル国籍のユダヤ人と結婚し、子ども二人に恵まれる。 最初は「貯まらない人」だったが、ユダヤ的思考を得てから、貯金や投資ができるように。 東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いた義父から不動産投資を学び、 投資物件(6億円)などの資産を持つまでに。 約20年に及ぶユダヤ人たちとのつきあいなどを通してユダヤ式成功術を研究している。 著書に『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』など。

取材・文/西尾英子

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