安いモノには訳がある!
「生活トレンド研究所」の調査によると、20代~60代、どの年代においても半数以上がファストフード以外の外食費でも予算は2000円以下という結果が出ました。これは、レストランを愛し、また牛肉を愛するものとしては正直とても残念なことに感じます。というのも、もちろん高いからといってそのものが適正価格で上質なものとは限らず、消費者もそこを見極める知識が必要だと思うのですが、一方で、割安に感じる安いものには当然それなりの訳があるのです。「焼肉コバウ」の肉
よく「もう焼肉が昔のように食べれない年齢になってきた。」というセリフ、周囲から耳にしませんか?あるいはあなた自身がそう感じているかもしれませんね。大の肉好きの私も、認めたくはないけれど、加齢とともに胃袋の曲がり角が訪れています。昔のように焼肉を2、3軒ハシゴなどという無茶なことはもう胃袋が許してくれない気がしています。本当に美味しいお肉を適量、少しだけ、というのが相応しい年齢になってきました。
ただ、何歳からそういった時期が訪れるのかというと、これにはかなり個人差があるようで、私よりもずっと年上の50代の方でも脂の刺しがたっぷりな黒毛和牛、いくらでも食べれる!という方をまだまだ見かけますし、私よりもずっと若くても、既にもう食べれなくなってきたという方もいるようです。
ただ、この「もう焼肉、黒毛和牛は脂が重くて食べれない!」という現象は、年齢や胃袋の丈夫さのほかにも、そう感じさせてしまう原因として”品質”があるように思います。上質な肉であれば、食後感は思いのほか軽く、胃もたれもかなり軽減されるのです。
従来より日本人に慣れ親しんでいる”黒毛和牛”は、価格の面において他の肉に比べ圧倒的に高級な食材となるので、”黒毛和牛”を食べた時点で、上質なものを食べた気分になるかもしれませんが、実は品質としては他の食材同様ピンキリで存在します。
実は見た目、派手な肉より地味な肉の方が上質?!
では、上質な“黒毛和牛”とはいったいどんなものかとういうと、先ずは“牝牛”であること。去勢牛に比べ、牝牛の脂は融点が低いため口どけがよく、肉質もきめ細かでやわらかいと言われています。また、牛の体が小ぶりな方が、肉の味が濃く良い牛だと言われており、これも去勢牛よりも牝牛の方が該当する確立が高くなります。ですので、飲食店などで判の大きなサーロインが一枚、どーんと提供されると豪華な感じはしますが、実際は見た目は地味で判が小さめのサーロインの方が上質なものである可能性が高いと言えるでしょう。また、大切なのはブランド名ではなく生産者で、特に東北には小ぶりな牝を長期肥育する”牛飼い名人”が多くいます。このように、美味しい黒毛和牛とは、先ずは牝牛であること、さらには血統や餌、肥育期間(32ヶ月以上がよいといわれています)が大切になりますが、この領域になると正直素人には判断がつきません。そこで、今回は先にあげた”上質な黒毛和牛”の条件を満たした肉を扱うお店をご紹介させて頂きます。是非一度、本物の上質な黒毛和牛を食べて、自分もまだまだいける!と体感してみて下さい。
■銀座吉澤
日本一上等な黒毛和牛が食べれる”老舗すき焼き店”
■銀座 コバウ
全国の”牛飼い名人”の肉が集まる店
■焼肉 京城本店
”牝牛に拘る焼肉”を提供した先駆者