相席も楽しい気さくなお店
店内はカウンター6席、テーブル3卓ほどで計16席ほどだろうか。すでに19時を過ぎている。この時間帯は混んでいる。店員さんがお相席でよろしければと言う。しかし、他のお客さんに悪いのではと言うと、他のお客さんも、お相席了解いただいております、とのこと。半分相席となり席につく、相席のお客さん達も、どうもどうもといった具合に場所を開けてくれる、気さくなお店なのだ。鰻をつまみにこだわりの日本酒を飲むというコンセプトで、メニューにも鰻屋のつまみ自慢の一品とある。うなぎ・鯉・どじょう料理が並び、うなぎとチーズの包み揚げなど、創作料理も面白い。どれも酒のつまみに合いそうだ。人気の串焼き3種盛り合わせ
串からいきたいところだ。メニューに鰻のどの部位なのかイラストが書かれていて分かりやすい。串焼き3種盛り合わせ(一人前750円)をお願いする。肝、カブト、くりからの3種類だ。くりからはタレ焼か塩焼を選ぶことができる。他の串メニューにはヒレ焼、バラ身、たんざくがある。肝焼きは柔らかく濃すぎず程よい肝感、カブト焼は柔らかく食べやすい。くりからとは、蒲焼きを作るときの身の切れ端を串に巻いてあり、その姿が倶利迦羅龍王という、お不動様の化身の姿に似ているとことからきている。元気が出てくる、これだけで酒がすすんでしまう。関東風と関西風の蒲焼を食べ比べ
蒲焼もいただきたい、こちらでは関東風と関西風がある。関東風と関西風を食べ比べできるお店はなかなか珍しい。関東風1980円、関西風2000円の蒲焼をそれぞれお願いする。関西風蒲焼は一口大に切ってあり奈良漬が添えてある、プリプリというほどの食感ではないが関西風ならではのジューシー感があり柔らかい。関東風蒲焼は、こちらも一口大に切ってありつまみやすい。関東風のふっくら柔らかな身だ。タレも濃すぎず、バランスが良い。関東風と関西風どちらが美味しいの?と聞かれることがあるが、どちらも美味しいし良さがある。鰻のボリューム感を楽しみたいのなら関西風、ゆったりのんびり優しい気分で頂きたい時は、ふっくら優しい関東風がお勧めだ。
シメにはひつまぶし
日本酒がすすむ。カウンター前の棚にはたくさんの地酒が並んでいる。そろそろ帰ろうと思うが、シメが欲しいところだ。メニューに鰻屋のお食事として、ひつまぶしがある。もちろん、うな重・うな丼もあるのだが、ひつまぶし2450円をシメにする。1.そのままで、2.薬味をのせて、3.最後は出汁をかけてといった具合に、三通りの味が楽しめるのがひつまぶしだ。鰻三昧で酒飲みを楽しませてくれる、まんまる池袋店。鰻パワーで、夏本番を乗り切りたいものだ。スタミナ補給だからと言って、暴飲暴食にはご注意を。■まんまる池袋店
住所:東京都豊島区池袋2-13-8光陽ビル1F
電話番号:03-3980-5616
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:40)17:00~22:30(L.O.22:00)(日曜日・祝日定休)
地図:Yahoo!地図情報