マネープランが大事
住宅ローン返済中でも貯める!
住宅ローン減税制度の徹底活用
住宅ローンを組んだ年や諸条件で違いはありますが、年末調整や確定申告で、住宅ローン減税を受け所得税や住民税の還付を受けることができます。消費税増税後は更に拡充し、毎年40万円が10年間で合計400万円までの還付が可能になりました。会社員であれば、12月の給与に還付金も一緒に振り込まれ、数十万円の還付金が振り込まれるケースも少なくありません。年末なので出費の多い時期ですが、ぐっとこらえ、このお金は貯蓄しましょう。ネット銀行などの比較的金利の高い定期預金などの貯蓄以外にも、学資保険や個人年金の年払いなど、満期のある保険商品や投資信託の積立でもいいでしょう。
受け取ったお得なお金は更にお得な商品に預け替えることで、増えやすくなります。更に10年間しっかり貯めたお金を繰上げ返済に充てるという手段も大変有効です。以下を参考にしてください。
<3000万円を固定金利2%で35年の返済期間の住宅ローンの場合>
返済時期:10年後
返済額:200万円
繰上げ返済方法:期間短縮型
上記のような条件で繰上げ返済をすると、返済期間は2年8ヶ月短縮され、約120万円の利息が軽減されます。200万円の繰上げ返済で120万円のお得さを受け取れるのではあれば、下手に投資をするより確実ですね。
低金利の恩恵を貯蓄に回す
ここ数年に低金利は借りる側にとってはとてもありがたいことです。しかし、少し異常とも思える低さでもあります。だからこそ、金利が上昇する可能性は常に想定したマネープランが大切です。今は低金利を思いきり享受する為にも低く抑えることができる分貯蓄をしていきましょう。例えば同じ条件でも金利が1%違うだけで以下のように毎月の返済額や総返済額が変わります。
<3000万円を35年で返済する場合>
固定金利2%の場合の毎月の返済額 9万9378円 総返済額 4173万8968円
固定金利3%の場合の毎月の返済額 11万5455円 総返済額 4849万768円
今の低金利をしっかり享受し、この金利1%の差額分を貯蓄するだけでもしっかりとお金は貯まっていきますね。
使途不明金になりがちなお金を、きちんと貯める
どこの家庭にも使途不明金が毎月数万円あるものです。何に使ったか分からないお金があるならば、その分5000円でも1万円でも先取り貯蓄をしてがっちり貯めていきましょう。余裕があれば以下のものを複数組み合わせ、たくさん貯まる仕組みを作っていきましょう。・勤務先の財形貯蓄
・定額積立
・積立型の投資信託
・満期のある保険(個人年金や学資保険等)
見えない・使えないお金にする
真剣に貯めたいと思うならば、保険を上手に活用するのも有効です。保険で貯めるメリットは、いくら貯まったかわかりにくい、解約しにくいということです。銀行での定額積立や財形貯蓄は、いくら貯まっているのかわかり易い反面、取り崩しやすいのがデメリットです。全てを保険で貯めるのは流動性に欠け不便ですが、貯まる仕組みの一部を保険でまかなうことで確実に貯まりやすくなります。ランニングコストが減る家作りをする
一戸建てやマンションを買うことで部屋数も増え水道光熱費が増える、通勤距離が延びガソリン代や電車等の交通費が増えるというケースにならない家作りを目指したいものです。家は作り方や間取り、水回りの商品によって、賃貸に住んでいた時より、水道光熱費を安く抑えることが可能です。更に深夜電力や太陽光発電を取入れることで省エネ性を高めることもできます。通勤距離が増えてはお金も疲労もかさむばかりなので、時間もお金と考え、立地にもこだわりたいものです。
居心地のよいマイホームを手に入ることで、不必要な外出や外食が減ることもあります。心身的に休まることで健康も維持でき、医療費も抑える効果も期待できますね。
毎月の支出が賃貸の時より減れば、生活にゆとりもでき貯蓄もしやすくなります。
いかがでしょうか?マイホームを持ってもしっかりお金を貯める方法はいくらでもあります。えられるメリット、こぼれ落ちそうなお金をしっかり受け止め「貯まる仕組み」に組み込んでいきましょう。
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