現在、東京・京橋の京橋創生館1階の〈AGC studio〉で、東京建築士会主催の「住宅建築賞作品展 2014」が開催中です。
審査委員長の西沢立衛氏と審査委員の妹島和世氏、トム・ヘネガン氏、林寛治氏、藤本壮介氏により、応募作品69点の中から5作品が住宅建築賞として選出されました。
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会期:2014年7月11日(金)~8月8日(金)
10:00~18:00(金曜日19:00まで)入場無料
日曜・月曜・祝日休館
会場:AGC studio 1階 エントランスギャラリー
住所:東京都中央区京橋2-5-18 京橋創生館
主催:一般社団法人 東京建築士会
協力:旭硝子株式会社 
お問い合わせ:一般社団法人 東京建築士会
TEL.03-3536-7711
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AGC studioの展示風景。テンションで支えられた細いフレームユニットにより会場が構成されている。


5組の建築家の個性ある「新しい時代の住宅」

「住宅建築賞」は、最近3年以内に竣工し、東京への通勤圏に建つ一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅等が応募対象となっています。今年のテーマは「新しい時代の住宅」で、入賞の対象となった作品は、実際に審査委員が現地に出向いて審査をしています。

住宅建築賞に選出されたのは以下の5作品です。

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SALHAUSの安原幹+日野雅司+栃澤麻利氏の[西麻布の集合住宅]は、賃貸住戸10戸とオーナー住戸の集合住宅。東京都港区のビルと古くからの住宅に挟まれた都市の真ん中に建つ、メッシュスクリーンで囲われたプライベートテラスが印象的な建物です。

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田辺雄之一級建築士事務所の田辺雄之氏の[Armadillo/アルマジロ]は、鎌倉の谷戸の擁壁が立ち上がる母屋の庭に建つ、菱形の平面の2部屋だけの狭小住宅。1階は人を招くオープンな明るい空間、2階は空からの光と音だけが入る“あなぐら”になっています。

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一級建築士事務所ニコ設計室の西久保毅人氏の[森をよけた住まい]は、東京・白金の保護樹林が数多く残る閑静な住宅地の、わずか10坪の敷地に建つ狭小住宅。自然と住宅の共生を目指して、角の外壁2面を曲面にしてえぐったユニークな発想の住宅です。

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木島千嘉建築設計事務所の木島千嘉+上原絢子氏の[重ねの家]は、千葉県の高低差のある敷地に建つ、音楽家夫婦の住むスタジオ付きの中規模住宅です。音楽活動のための十分な練習の場と、安眠を確保出来るSOHOのような住環境の両立を実現しています。

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acaaの岸本和彦氏の[House-H]は、東京の旗竿敷地に建つ2階建ての住宅。幅の狭い敷地を縦に2つに割って、北側を階段状のメインの空間、南側を宙に浮く小部屋のある庭とすることで、生活の中に自然や庭を取り込んで豊かな住空間を実現した住宅です。

いずれもこれまでの既成概念にとらわれず、今回のテーマ「新しい時代の住宅」の可能性にチャレンジした秀作揃いです。