雑貨/インテリア雑貨関連情報

シャルロッテ チョコレート ファクトリーがオープン

ロッテが提供する新しいスタイルのカフェが東京・錦糸町にオープン。シャルロッテ チョコレート ファクトリーへ行ってきました。チョコレート工場を彷彿させるユニークなインテリアにも注目です。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド

「チャーリーとチョコレート工場」は大好きな映画ですが、そんなワクワクとした気分も満喫できそうな、楽しいカフェが東京・錦糸町にオープン。ロッテが展開する新しいタイプのカフェ「シャルロッテ チョコレート ファクトリー」を取材しました。

外のショーウィンドーには、かつて本当に工場で使われていた機械がディスプレイされています。

外のショーウィンドーには、かつて本当に工場で使われていたという機械がディスプレイされています。


錦糸町は明治以降、日本の近代産業発祥の地ともいわれ、ものづくりの盛んな町でもあります。今でも職人さんが多く働き、ガラスや石鹸、Tシャツなど、様々な工場があります。(年2回、下町のガラス工場が多く集まって販売する「すみだガラス市」もおすすめ!)。ロッテも元々は「ロッテプラザ」として町の人々に親しまれていました。下町情緒とものづくり、というふたつのキーワードから、”幅広くみんなに愛され親しみやすい、チョコレート工場のようなカフェ”という発想が生まれたそうです。

カウンターもあれば、テーブル席も。一人でも大勢でも、多目的に楽しめる空間です。

カウンターもあれば、テーブル席も。一人でも大勢でも、多目的に楽しめる空間です。


ちなみに「シャルロッテ」とは、ロッテの社名にも由来するネーミングです。ドイツの文豪ゲーテの小説「若きウェルテルの悩み」に登場するヒロインの名がシャルロッテ。主人公に永遠の恋人として愛されたシャルロッテの愛称「ロッテ」が、そのまま社名として名付けられたそうです。多くの人に愛される恋人のような存在でありたい、という願いから、ロッテの原点でもあるシャルロッテを店名に使いました。ちなみにゲーテのお母さんはチョコレートが大好きだったとか。ゲーテやシャルロッテも、美味しいチョコレートを口にしていたかもしれません。

ケーキやショコラは専門店出身のパティシエやショコラティエが担当し、味も本格的。写真下はウワサのチョコレートカレー!

ケーキやショコラは専門店出身のパティシエやショコラティエが担当し、味も本格的。
写真下はウワサのチョコレートカレー!結構大人の味でしっかり辛さもあります。


さて、店の特徴はまずなんといってもチョコレート!板チョコ、ボンボン、ケーキ、そしてチョコレートドリンクも各種揃っています。お持ち帰りももちろん可能。プレゼントにも良さそうなギフトボックスもあります。デザインが可愛く、箱自体もしっかりしているので、食べた後も捨てられないほど。

そして目玉は「チョコめし」。写真のカレーはカカオバターを混ぜて炊いたご飯に、ピリッとスパイスの効いたカレーをかけ、さらにチョコレートにグレービーソース(肉汁)を加えたソースを注ぎます。チョコレート、というと甘いお菓子をつい想像してしまいますが、カカオ豆自体は実際甘くはなく、スパイスの一種ともいえるもの。カレーとの相性はばっちりなのです。思った以上に本格的な味付けに驚きました。他にもチョコレートを添えたレバーパテやカカオパウダーを混ぜて焼いたピザなど、チョコレート料理が豊富で、新鮮な味覚と出会えます。チョコレートを使ったアルコールもあるので、夜もしっかり楽しめてしまう。シェフは某有名カフェで厨房を切り盛りしていたベテランで、日々チョコレート研究に熱心。今回のオープンのために、かつてないほどチョコレートをたくさん食べたそうです。

ランプもカカオ型!下のテーブルはマカデミアナッツチョコの型をリメイクしたもの。工場のイラストははんだのどかさん。回りをぐるっと囲んでいるレンガのようなブロックも、実はカカオの皮からできています。

ランプもカカオ型!下のテーブルはマカデミアナッツチョコの型をリメイクしたもの。工場の様子を描いたイラストははんだのどかさん作。回りをぐるっと囲んでいるレンガのようなブロックも、実はカカオの皮からできています。


フードと同時に注目したいのはインテリア。工場らしい楽しさがあちこちに散りばめられています。入り口入ってすぐは、「コンチング」という、チョコレートを滑らかにするための工程をイメージする機械がどんとディスプレイされています。店内のライトはカカオの実をモチーフにしたもの。またテーブルやパーテーションには、「マカデミアナッツチョコレート」に使われた型パーツを利用してリメイク。天井はチョコレートを包む銀紙をイメージしていたり、本物の工場で使っていたパーツがオブジェのようにディスプレイされていたり。ガラス越しにチョコレートの製造工程を見ることもでき、またカカオがチョコレートになるまでの工程を知ることができる、動く立体イラストもあります。

棚の本をよーく見ると、Toiletの文字が!

棚の本をよーく見ると、Toiletの文字が!

ちょっと面白かったのはトイレ。上の写真では一見本棚風ですが、棚から滑り落ちそうな本をよーく見ると「Toilet」の文字が!「女性」「男性」の表記も本の表紙に書かれて、さり気なくディスプレイされています。
はんださんの絵本にも出てくるマスコットです。

はんださんの絵本にも出てくるマスコットです。

帰ろうとしたら、お店の棚にちょこんとカカオ人形が飾ってありました。店内のチョコレート工程のイラストを担当した、イラストレーターのはんだのどかさんが手作りしたものを持ってきてくれたそうです。(はんださんはチョコレートの絵本も出版!)。こんなほのぼのとゆるい雰囲気も下町ならでは。ほっこりと温かな気持ちになりました。


◆シャルロッテ チョコレート ファクトリー
東京都墨田区錦糸4-6-1 ロッテシティホテル錦糸町1F
TEL 03-3622-6100
http://charlotte-factory.com/

営業時間 10:00~22:00 無休
ランチ 11:00~15:00、ティータイム 15:00~18:00 ディナー 17:00~22:00
※ケーキなどの商品販売は10:00~21:30
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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