西村計雄記念美術館
西村計雄(にしむら けいゆう、1909- 2000)画伯の作品約5,300点を収蔵する同美術館は、積丹半島の付け根、共和町の丘陵地帯にあります。ガラスを多用したユニークな同館のデザインは、西村氏が現在の画風を確立したパリでの体験……「ショーウインドウに映り込む風景とガラスを拭く線が重なって風景が動いているように見えたことからヒントを得た」というエピソードにもとづいてデザインされたとのこと。同館周囲には花畑や公園、パークゴルフ場などの施設も整備され、堅苦しい美術館というよりは、地元カルチャーのベースであるとともにここを訪れる観光客や地域の住民が気軽に立ち寄れる「憩いの場」となっています。
丘陵に建つ西村計雄記念美術館
美術館の館内
旅の途中にふと訪れ、菓子箱に描かれた西村アートで幼い遊び心を思い出す……そんな楽しみもできるフレンドリーな美術館といえましょう。
菓子箱に描かれた「箱絵」
場所 北海道岩内郡共和町南幌似143-2
電話 0135-71-2525
ホームページ http://www.musee-nishimura.jp/