世界的にリスクオン!米国、ドイツなどが史上最高値を更新!
世界的にリスクオンとなる中で、米国株やドイツ株は高値更新!日本株もそれに続くか!?
ニューヨークダウの1万7000ドルはシンボリックであり、2008年の金融危機で一時7000ドルを割れたところから長期上昇を続け、底値から1万ドルも上昇したことになります。金融危機前の好景気サイクルで、ニューヨークダウはITバブル以来の1万2000ドルの高値を抜けると(2006年)、1万3000ドル、1万4000ドルと順に超えたところで頭打ちとなりました。2013年にダウは、その1万4000ドルを再び奪回して高値更新フェーズに入り、以降200日移動平均線までの一時的調整はあったものの、順調に1万5000ドル、1万6000ドル、1万7000ドル台とクリアしてきました。いずれどこかで止まる事になりますが、今のところは終わりを意識せず、伸び続けるまでこれに乗るスタンスで良いと思います。
日本株もカップ・ウィズ・ハンドルを描いて高値へ!?
日本株も反発急で、2014年7月4日(金)時点で(日経平均より先に)TOPIXは年初来騰落のプラス転換寸前(あと、1.3%で年初来騰落率をプラス転換できる。ちなみに日経平均はあと5.2%)まで来ています。騰落レシオを見てみると、6月24日(火)に164という、どう見てもこれが限界という極限値を付けたあと、134台まで軽く冷やしてから再び上昇して、7月4日(金)には再び143.36まできています。恐らく前回と同じく160前後をつけたあたりが今回のピークになると予想しますが、株価的にもTOPIXや日経平均が年初来プラス転換まであと少しと迫っており、このあとすぐに高値に並んだところで一度調整するのではないかと予想します。そして、その後想定する調整は、カップ・ウィズ・ハンドルのハンドル部分にあたるものと予想します。カップウィズハンドルとは上昇トレンドへの変化を示唆するチャートパターンで、コーヒーカップのカップとハンドルの形に似ていることからそう呼ばれます。
具体的には2013年末の高値以降、かなりの調整を経てその後回復し、一度2013年末の高値に並び、そこから上抜けまでに助走を付けるため、軽く一度下げて勢いをつける必要があります。これがハンドル部分の軽度な下げであり、通常1~3週を要するものです。このハンドル部分の下げで最後の売りを吸収し、後は大きな売りが無くなりますので上昇一辺倒となり、抵抗ラインを抜いた瞬間から一番勢いよく騰がるフェーズに入ると予想します。これが現在のメインシナリオであると思います。世界的にリスクオンとなり、ニューヨークダウやドイツDAXが史上最高値を更新している中で、日経平均も高値を抜けて行くと考えるのが一番自然な形であると考えるからです。
参考:日本株通信
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