国債・債券/国債の基礎を学ぼう

安全性が高い「中期国債ファンド」とは

中期国債ファンドは、投資対象に株式を含まず、安定運用を目指したファンドです。中期国債ファンドのリスクやリターン、どのような場合の運用に適しているのかなどといった点を紹介します。

やがら 純子

執筆者:やがら 純子

マネープラン入門ガイド

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中国ファンドを紹介します

中国ファンドを紹介します

中期国債ファンドは、中期利付国債を中心とした公社債などに投資する投資信託です。投資対象に株式は含まず、安定運用を目指します。略称を「中国ファンド(ちゅうこくふぁんど)」といいますが、チャイナとは関係ありません。

中期国債ファンドは、証券会社や銀行などで取り扱っています。1円以上1円単位で購入できますが、取り扱い会社によっては1万円以上、10万円以上などの場合もあります。
 
 

 

中期国債ファンドのリターン

中期国債ファンドは、運用の成果に応じて分配金が支払われる「実績分配型」です。
毎日分配金がつき、毎月末に1ヵ月分の分配金がまとめて自動的に再投資されます。つまり「1か月複利」の運用です。分配金には、20%の税金(源泉分離課税)がかかります。
 

 

中期国債ファンドのリスク

中期国債ファンドには、価格変動リスク(基準価額が毎日変動する)があります。世の中の金利が上がることによって公社債の価格が下がったり、組み入れている公社債の発行体の財政難の影響を受けたりして、中期国債ファンドの価額が下がることなどが考えられます。とはいっても、そのほかの投信に比べると価額の変動は小さいものです。
また、投資信託ですから元本保証はありません。
 

 

中期国債ファンドの手数料、コスト

中国ファンドは、安全性重視の運用にむいています

中国ファンドは、安全性重視の運用にむいています

中期国債ファンドを購入する時の手数料は無料です。購入から30日以上たてば、いつでも手数料なしで解約できます。ただし、購入から30日未満で解約する場合は、信託財産留保額(早期解約のペナルティーのようなもの)として、1万口につき10円が差し引かれます。

中期国債ファンドの保有期間中は、信託報酬と呼ばれるコストがかかります。
 

 

中期国債ファンドの運用はこんな場合に適している

中期国債ファンドは、安全性重視で運用したい場合に適しています。解約したい時に解約できる(これを、流動性があるといいます)ので、使う予定があるお金の預け先としても適しています。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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