外観
デザイン的にちょっと特徴的なのはその天板のデザインで、それがスピン加工です。このスピン加工というのはASUSのトップモデルのZENBOOKでよく使われているデザインで、連続した円が連なるような感じで、水に波紋が広がっていくような感じで、ちょっとおしゃれに見えます。ZENBOOKとの違いはZENBOOKの素材が金属であるのに対して、X553MAはプラスティックであることです。X533MAはデザイン的な処理によって、プラスティックを安っぽくなく、クールに見せています。ボディーカラーは白と黒の2色があります。白モデルの方もシンプルでオシャレな印象を受けますね。
そのボディサイズは幅380×奥行き258.2 ×25.3ミリです。重量は2.2キロになります。モバイルノートと比較するとさすがに大きめなボディですが家の中で使う分には問題ないでしょう、
このディスプレイの解像度はフルHDではなく1,360×768ドットのHD解像度です。フルHDでないのは残念ですが、付属のDVD再生プログラムでDVDを再生しても特に画質的な問題は感じません。
発色やコントラストなど、ディスプレイの表示クオリティは同じ価格帯で考えれば平均的な印象で悪くはありません。しかし、気になるのは反射というか映り込みがやや強いことで、環境によっては、DVDビデオなどを真剣に鑑賞しようとしたときにちょっと気になるかもしれません。気になるなら、HDMI接続でテレビに接続するという手もあります。
キーボード
キーボードは最近主流のアイソレーテッドタイプです。ボディが大きいのでテンキーも搭載しています。このキーボードはタッチも悪くはないですが、実務でバシバシ使うにはちょっと心配な部分があります。ちょっとハードにタイプすると、キーボード部のボディがたわむためです。ホームユース程度では問題ないと思いますが、毎日5時間も6時間もタイプするような用途には向かないかも知れません。また、実務的にバリバリ使いたい人はキーボードを接続するという手もあります。
パームレスト部分はあまり熱くならなくていい感じです。搭載しているCPUはあまり熱くならないので、パームレストの温度面では心配いらないでしょう。
拡張性
拡張性としては、USB3.0ポートを1つ搭載しているので、高速なデバイスを接続できます。加えて、USB 2.0ポートを1つ搭載しているので、USBポートを 合計2つ搭載してることになりますが、これはボディの大きさの割には少ない印象を受けます。その代わりにHDMIポートやVGAポートを搭載しているのですが、最近はもうVGAっていらないんじゃないか?と言う気がしないでもありません。
また、有線LANポートも搭載しているので、有線LANが使える環境では便利です。ただし、100BASE対応でギガビットには対応していません。
パフォーマンス
CPUはインテルのCeleronプロセッサーのM2830です。WinScoreShare(つまりはエクスペリエンスインデックス)をみるとやっぱり4.1ぐらいで、ネットサーフうやFaceBookやDVDビデオ再生や軽いビジネス用途にはバッチリだけど、まぁ、長時間のVIDEOをエンコードしたりするにはちょっと辛いかなと思われます。カタログスペックではバッテリ駆動時間は7時間以上ですが、実使用で3~4時間ぐらいという感じです。BBenchで省電力モードで、ディスプレイを比較的明るくした状態でWebブラウズ、キー入力オンにして計測したところ、残り10%まで10933秒。つまりは、約182分なので、実使用の結果を裏付けています。
カタログスペックよりはかなり短いですが、このモデルは家の中で持ち歩く使用が多いと思えるので、これで問題ないかと思います。