CG・画像加工/おすすめ画像編集・加工ソフトレビュー

絵を描く楽しさを実感するペイントツール「SAI」(3ページ目)

有料でありながらも多くのデジタル絵描きさんたちに支持されているペイントツールSAIとは? その特徴と魅力を紹介します。

土屋 徳子

執筆者:土屋 徳子

CG・画像加工ガイド


SAI特有の手描き補助機能「手ブレ補正」

ペンタブレットを使ったとしても、指の細かなブレにより、なかなか「滑らかな線が描けない」ものです。そんなときにとても心強い補助機能がSAIには搭載されています。それが「手ブレ補正」機能です。

ペン入れレイヤー、通常レイヤーどちらにも適用できるもので、数値が大きくなるほど指先の大きくぶれても、滑らかな線で描くことができるようになります。
ブラシ全般または、ツールごとに手ブレ補正の設定が可能です。

赤い線が手ブレ補正最大の「S-7」で描いたもの

赤い線が手ブレ補正最大の「S-7」で描いたもの


ただしこの機能はペンタブレットにのみ有効なので、マウスで描いた線には適用されません。


色、ブラシ、テクスチャを自作する

色を選ぶための6種類の色パレット

色を選ぶための6種類の色パレット

SAIでは鉛筆や筆などをアレンジして、自分で使いやすいツールを作り、またブラシのテクスチャや形状を自作して、独自のタッチで描くこともできます。

ブラシの調整も一見すると複雑そうですが、絵を描くのに必要なものだけがそろっていますので、描きたいタッチにあわせて、すぐに調整できようになります。

色を選ぶためのパレットは6種類も用意されていて、自分で使いやすいパレット表示に切り替えておくと、色選びもスムーズに行えます。

このようにSAIは、とにかく絵筆を動かして描くことが好き!という人にとって、とても使いやすいソフトです。とにかく一度、キャンバスに一筆描いて試してもらいたい、おすすめのお絵かきソフトです。

■動作環境など
OS: Windows 98/2000/XP/Vista
※64bit Windowsでも動作可
CPU: MMX対応 Pentium 450MHz以上
HDD: 512MB以上の空き容量
ビデオ: 1024x768 1677万色
入力装置: 筆圧対応タブレット

【関連サイト】
ペイントツール SAI

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