「挽く」「沸かす」「点てる」でお茶をいれる
お茶を入れる工程は「挽く」「沸かす」「点てる」という流れになっています。それでは、日本茶で温かいお茶をいれる流れにそって、その仕組みをご紹介しましょう。■茶葉を「挽く」
まずは、「お茶うす」にある調整ダイヤルの「細・粗」を選んで、茶葉の挽き方を選びます。茶葉の量は、でき上がりのお茶1杯分で、付属のお茶スプーン1/2杯が目安。1杯分の茶葉を粉末にするには約2分必要です。1杯分・2杯分・3杯分の他、まとめ挽で最大スプーンに2+1/2杯の茶葉が挽けます。「お茶うす」は熱くなるので、茶葉を何度も連続して挽くことはできません。ちなみに、まとめ挽きの所用時間は15分と長め。デイリーで粉末茶を楽しむなら、時間がある時にまとめて粉末にしておくのがおすすめです。
挽いた粉末茶は、「お茶うす」の下に置く受け皿に溜まる仕組みです。受け皿は固定されていないので、スーッと前に引き出すだけ。なぜ、カチッとはめないのか疑問だったのですが、実は細かな粉末茶が飛び散らないための配慮とのこと。実際に「細」で挽いてみると、非常に細かな粉末ができるので、なるほどーーーと感じた次第です。また、日本茶だけでなく、紅茶や中国茶などを日本茶以外の茶葉も粉末にできるので、好みのお茶を楽しむことができます。
■沸かす
背面にある「水タンク」に水をいれてセットします。水道水でもミネラルウォーターでも大丈夫ですが、ミネラルウォーターは硬度が高いとお茶の味が変わりますので、適当な種類を選ぶのがおすすめです。水タンクの水は一度沸騰させてカルキ成分を取り除き、その後、粉末茶に最適な温度(約80~90度)にして「お茶容器」に注がれます。水タンクには、飲みたい杯数分の水を入れる仕組みで、最大で3杯分の水が一度に入れられます。ちなみに3杯分は420mlです。水道が近くにない座敷などでは、ペットボトルで水を用意しておくと便利ですね。
■点てる
お茶1杯分の場合、「お茶容器」に小さいお茶スプーンに山盛り1杯を入れて【温茶】ボタンを押します。しかし、あくまで推奨の分量なので、濃い味が良ければ多めに、薄味が良ければ少なめにと、粉末茶を入れる量はお好みで加減できます。これも手動ならではの良さかもしれません。
「お茶容器」の中では粉末茶とお湯がぐるぐると回り細かい泡がたつ
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