構造と下地を確認する
リフォームの工事範囲は、「住まい手の希望」と「劣化の程度」で決まります。また、リフォームには必ず「古いままの状態が残る部分」があります。当たり前の話ですが、これがリフォームの最大の特性であり、ポイントとなります。解体工事が完了してお客様に現況説明しているところ。構造と下地の状況を説明してもらおう。
また、予想外の劣化等があった場合に、住まい手は、解体後の現場で劣化部分の状況・措置・予防・予算について説明を受け、自分自身で現況を確認した上で、リフォーム工事を進めてもらうことが重要です。構造や断熱等の普段隠れている部分の劣化は、お金が掛かってもその時に直しておくと良いでしょう。
失敗しない解体工事を伴うリフォーム
失敗しない解体工事を伴うリフォームをするには、解体工事中も定期的に現場に赴き、作り手と密にコミュニケーションを取ることが重要です。最初の工事である解体工事で、造り手と良好なコミュニケーションができると、その後の工事もスムーズに進む場合が多いです。解体工事中は、現場監督も比較的長く現場に滞在しているため、コミュニケーションが取りやすい期間です。
ただし、解体工事中は、危険も多いので、工事前にいつごろ解体現場に行ったら良いか、リフォーム会社側と相談しておきましょう。
解体中。残す予定の梁が見える
リフォーム完成。既存の梁を残したリフォーム