喫煙・健康状態で保険料率を区分け!
まず、リスク区分型は、どれくらい保険料が安いか、某保険会社の定期保険でみてみましょう。保険金額は3000万円、保険期間は10年、30歳・男性が加入した場合の月払い保険料は下記のようになります。リスク区分型は、各社によって保険料率の呼び方は異なりますが、おおむね次の4つです。●標準体(タバコを吸う普通の健康状態の人) 5940円
●喫煙優良体(タバコを吸う健康状態のよい人) 4650円
●非喫煙標準体(タバコを吸わない普通の健康状態の人) 4170円
●非喫煙優良体(タバコを吸わない健康状態のよい人) 2820円
標準体を基準にすると、非喫煙優良体は約5割引き、非喫煙標準体は約3割引き、喫煙優良体は約2割引きです。リスク区分型なら、保険料を最大5割くらい節約できるのです。
リスク区分型ではない保険の方が安いことも!
リスク区分型は、タバコを吸わない人や健康状態のよい人は、そうではない人に比べて保険金を支払うリスクが低いので、その分、保険料を割り引きますよという商品です。定期保険と収入保障保険などに導入されています。リスクの判定は、喫煙などの他、安全運転を入れている会社も。喫煙の有無は過去1年または2年なので、つい最近、禁煙を始めた人は該当しません。
見直しや新規加入のときに検討してほしいリスク区分型ですが、同じタイプの別商品やリスク区分型ではない商品も比較しましょう。保険料は、同じタイプでも各社で違うし、リスク区分型ではない商品が安いことも。例えば、某ネット生保の定期保険(リスク区分型ではない)の保険料は、前述の例と同じ条件で3220円。非喫煙標準体より安いのです。
やはり、保険料を節約するには、いろいろ比較することが大切なんですね。