東京・表参道にできたマグノリアベーカリーとは?
東京メトロ明治神宮前からアクセスのよい表参道GYRE(ジャイル)地下1Fに、ついにマグノリアベーカリーがオープン!
NY発カップケーキブームを巻き起こした、あのお店です。オープンの噂が噂を呼び、待ち焦がれていた方も多いのではないでしょうか?
1996年7月に創立者であるAllysa Torey(アリッサ・トリイ)とJennifer Appel(ジェニファー・アップル)がNYのBleecker Streetに素朴な雰囲気のお店をOPENしたことがスタート。オープン当初はパン等も焼き、マグノリアベーカリーの代名詞になったカップケーキが登場したのはその年の秋のこと。
2007年、ニューヨーク出身のレストラン経営者 Steaven Abrams(スティーブン・アブラムス)とTyra Abrams(タイラ・アブラムス)が後継者になり、前オーナーの理念「Baker Fresh(常に焼きたてをお届けすること)」「Vintage decor and warm inviting atmosphere(懐かしい気持ちや安心感を提供する内装の雰囲気、色使い、ヴィンテージ装飾)」にすることを守っています。
現在マグノリアベーカリー(www.magnoliabakery.com/)はニューヨークに5店舗、2010年7月にはロサンゼルス、2011年にシカゴ、さらには世界中に配送可能なオンラインストアも運営。2013年に1月にはDoha(ドーハ)。すでにレバノン、ドバイなど世界中にフランチャイズ店舗をオープン。
アジア初の出店となる「マグノリアベーカリー表参道」に続き、今後はアジア各国に展開予定。
「あの小さなお店がこんなにも世界中に!」と驚きです。
一躍有名にしたのは、あの海外ドラマ
マグノリアベーカリーを世界中に有名にしたのはSATCと言われています。NY在住の30代独身女性4人を中心にNYのライフスタイルをコミカルに描いたドラマ『SEX AND THE CITY 通称SATC)』の主人公キャリーとその友人のミランダがベンチに座っておしゃべりしながらこのカップケーキを頬張るシーン。放送当時、SATCファンがマグノリアベーカリーでカップケーキを食べるのが流行したとか。
かくいう私も、SATCシーズン6放送中の2003年にNYのマグノリアベーカリーに行ってカップケーキを頬張った一人。Bleecker Streetにまだ一店舗しかない頃は、こじんまりとしたお店でした。
アメリカで定番のグルメガイド『ZAGAT SURVEY(New York City)』で2003年Dessert部門で「Payard Bistro」を抜いて堂々の1位にマグノリアベーカリーがランクイン。
「繊細なフランス菓子が並ぶ高級感溢れるPayard Bistroを抜いて一位とは、どんなお店なのだろう?」と興味本位でお店に行ったところ、とても素朴な雰囲気。
店内では、売り場横にある小さなキッチンスペースでカップケーキをつくっていました。
トラディショナルなアメリカンケーキが可愛らしく配され「アメリカにきたからには、やはりアメリカンスイーツを食べたい!しかも、どれも可愛い?」とワクワクしたことを思い出します。バターの風味が豊かで、手作りならではの素朴などこかほっとする味わいが印象的でした。
表参道に上陸したお店も、まさにアメリカンスイーツ!カップケーキの他、レイヤーケーキ、クッキー、チーズケーキ、ブラウニーなど数々のアメリカンスイーツが並びます。
次のページでは、表参道のマグノリアベーカリーで楽しめるアメリカンスイーツをご紹介しましょう!