文字盤に針を取り付ければ完成!

文字盤のセンターのムーブメントの軸に、針たちを取り付ければ完成。針は「短針、長針、秒針」の順に、下から「分解したときの逆」の順番で取り付けます。
大きさの比較

直径約20センチの壁掛け時計。左は100均の壁掛け時計の文字盤。2倍くらいの大きさになりました。秒針は付けなくてもよいのですが、時計が「生きている」証拠として、しばらく付けておきます。

完成2

さっそく壁に取り付けてみました。文字盤の裏面に瞬間接着剤でクリップを曲げて貼り付けフックをつくります。本体が軽いので押しピン(画びょう)で吊ってみました。円のがたつきは「手づくりの味」ということにします……。

ここまでの作業は1時間弱。もっと時間をかけて、文字盤の柄をマジメに探して、円のカットも丸型用カッターを使えば完成度は上がりそうです。

さらに、100均(ダイソー)で手に入れた黒板を時計にしてみました。ほかにも20センチ角の奥行き3センチくらいの木箱など、100均には壁掛け時計に使えそうなものがたくさんありました。 
黒板

20センチ×26センチの黒板。チョークも100均に36本入りで売っていました(そんなに、いらないのですが……)。板は1.5ミリくらいの厚さでセンターに4ミリの穴をあけて、今度はセリアの壁掛け時計のムーブメントを使いました。セリアの時計は、ほとんどキャンドゥと同じですが、中心の軸がやや細いです。

黒板時計

適当にチョークで文字を書きました。板の向きは縦でも横でも可。黒板は消して使えるので絵を描いたりしてもいいですね。針のつくり方は同じですが、カッターがめんどうだったので、名刺をフリーハンドでハサミで切ってつくりました。これは秒針なし。「短針だけの時計」もアリでしょう。

とけいふたつ

100均でつくった丸型厚紙の壁掛け時計と、黒板時計のツーショット。ま、こんなに時計は、いりませんが……。
 

100均から考える時計のデザイン

いまはスマホで正確な時間がわかるので「時計はいらない」という人も多くなりました。そして100均のムーブメントには「クオーツ」と表記がありますが、それなりに時間は狂ってきます。

でも最近の100均のデザインや機能は侮れません。
レクソン風

キャンドゥで、つい買ってしまった時計たち。左はSwatchを思わせるカラフルな腕時計。2カ月ほど使ってみましたが、まったく問題ありません。樹脂の発色もイイですし風防はガラス製。右はデザイナーズ家電で知られるフランスのLEXONを思わせる黄緑色の目覚まし時計。これは気に入ってしまい分解できませんでした……。ブランド名などのグラフィックがないところもイイですね。

やっぱりアナログの針式壁時計は、ホッとする雰囲気があります。「時計に何を求めるか」は、ひとそれぞれでしょう。でも、正確さはそんなに重要ではないかのもしれませんね。

もちろん職業上、電車の車掌さんなどにはジャストな時計は必須ですが、普段の生活では「だいたい」の時間が分かれば十分だと私は思います。
てきとうな時計

これは100均で買った、すごくチープな目覚まし時計をバラして、ノートの表紙の厚紙で5分くらいで実験用に超テキトーにつくった時計。でも、案外これが、いちばん気に入っていたりします。

壁掛け時計をリメイク・DIYするときには、過去の優れたデザインのクロックたちを研究しましょう。枠にクラシカルなモールディングを施してアンティーク調にしたり、人気のあるミッドセンチュリー期のネルソンクロックなどが参考になります。

時計は、少しむずかしいデザイン用語でいうと、見やすさ=可視性、文字の読みやすさ=可読性が大切だといわれています。そうした方向でつくりたい場合は、駅や公園にある時計の文字盤をお手本にしてください。

そして、壁掛け時計はインテリアの雰囲気を一変させるほど威力を発揮するエレメント。特に一人暮らしなどのコンパクトな部屋では、空間のイメージを一変させるパワーがあります。

ですから、どうしても「イメージに合う壁掛け時計がないなぁ」というときには、100均でも、電波時計などの正確なムーブメントを使ってもいいので、好きにデコったり、リメイクやDIYすることも考えてみましょう。



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