倉俣史朗とエットレ・ソットサスの「デザイン」
KURAMATA SHIRO&ETTORE SOTTSASS


石川尚の気になるデザインでご紹介の【予告】「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展、会場の21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)に行ってきました。

ワクワクする展覧会風景をご紹介する前に、会場の21_21 DESIGN SIGHTについて「ひとこと」。

21_21 DESIGN SIGHTは、東京六本木・旧防衛庁跡地に誕生した複合施設「東京ミッドタウン」内に作られたデザイン専門施設。
企画・運営は公益財団法人三宅一生デザイン文化財団と21_21DESIGN SIGHT Inc。
建築設計は安藤忠雄氏。テーマは「日本の顔としての建築」。日本一長い複層ガラス(11.4 m)や、折り曲げられた巨大な一枚鉄板の屋根(約54 m/約450 平方m)を用いている。この一枚鉄板には、三宅一生氏が取り組んできたテーマ「一枚の布」から着想を得たと言われている。地下階が延床面積の約8割を占め、地上で見ただけでは想像出来ないボリュームの建築である。

さて、会場の建物前に立つと佇む打ち放しの外観に『KURAMATA』の文字が。
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都心のど真中とは思えない広陵とした場所に佇む打ち放しの外観。  そして今回の展覧会バナー。(c)NAO ISHIKAWA(● 画像をクリックすると拡大します)

入口にある『KURAMATA SHIRO  ETTORE SOTTSASS』展バナーを確認して早速施設内に入る。

エントランスロビー(1F)には、ソットサス氏と倉俣さんの関係が深まったきっかけでもあるプロジェクト「メンフィス」の家具(倉俣さんはご自分のデザインされたものを作品とは呼ばなかった)3点がディスプレイされている。
エントランス

左から「カールトン」D:エットレ・ソットサス(1981年)、「インペリアル(キャビネット)」D:倉俣史朗(1981年)、「TOKYO(
テーブル)」D:倉俣史朗(1983年)(● 画像をクリックすると拡大します)(c)NAO ISHIKAWA
 

1981年、すでにイタリアデザイン界で刺激的な仕事を重ねたエットレ・ソットサス氏が様々の国々で活躍する建築家やデザイナ−達に声掛けしてスタートしたプロジェクト「メンフィス」が二人の出逢い。モダンデザインに疑問を投げかけた「メンフィス」、当時美大生の筆者も鮮明に覚えている。
当時倉俣さんにメンフィス参加の経緯をお聞きすると「ソットサスにラブレターをもらったんだよ」とおっしゃっていたことを思い出す。

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当時出版された「MEMPHIS」(商店建築社 1984年) 
(● 画像をクリックすると拡大します)


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倉俣さんの「インペリアル」紹介ページ(引用:p66-p67 商店建築社)(● 画像をクリックすると拡大します)